イーサリアム現物ETF、SECとの協議難航|承認は絶望的か

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米国イーサリアム現物ETF、米国証券取引委員会(SEC)との協議難航、近日中の承認は難しいようだ

米国証券取引委員会(SEC)が来月5月、イーサリアム現物上場信託(ETF)を承認しない見通しであることが業界関係者の話で判明した。25日、ロイター通信の報道により明らかになった。

業界筋によると、米国 SEC は来月、スポット イーサリアム ETF を却下する見込み

現在、VanEck(ヴァンエック)、ARK Investment(アーク・インベストメント)など計7つの発行体が、ビットコインに次ぐ世界第2位の時価総額を誇る「Ethereum(イーサリアム)」の現物ETFをSECに申請しており、SECは5月23日までにヴァンエックの、5月24日までにアークの申請について可否を明らかにしなければならない。

ロイター通信は関係者の話として、最近行われた発行体とSECの話し合いは一方的で、SECは本質的な議論をしなかったという。

データ分析企業「VettaFI(ヴェッタファイ)」のETF分析責任者トッド・ローゼンブルース氏は、ロイターの取材に対し「承認は2024年後半か、それ以上先までずれ込む可能性が高そうだ。規制の状況はまだ不透明だ」と語った。

世界有数の仮想通貨取引所「OKX(オーケーエックス)」のCEOホン・フアン氏は、ロイターの取材に対し「予想されていたイーサリアム価格の下落が反映されている。人々がそのような期待を抱くことで、価格にはより大きな下落圧力がかかる」と述べた。

このニュースを受けて、イーサリアムの価格は一時2%近く下落、その後戻しつつある。ただ今日1日では4%近く下落している。

本記事執筆時点のイーサリアム価格
出典:CoinMarketCap

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