分散型SNS「フレンドテック」、事実上閉鎖へ|スマートコントラクトの管理権を放棄

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フレンドテック、今後の手数料変更や機能追加がほぼ不可能に

SocialFiサービスである「フレンドテック(friend.tech)」は8日、開発者がスマートコントラクトの管理権を放棄したとして事実上閉鎖となったことが判明した。

フレンドテックとは、SNS上で影響力を持つユーザーの投稿閲覧やチャットができる権利を売買できるSocialFiサービスだ。イーサリアムのレイヤー2である「Base」上に構築されており、2023年8月10日にベータ版をリリース。個人でも権利発行や売買が可能な点や報酬ポイントのエアドロップといった点でも注目を集めていた。

しかし、フレンドテックは公式Xで8日に投稿したポストにて、「今後、スマートコントラクトやウェブサイトからの手数料は、フレンドテック開発チームのマルチシグウォレットには入金されません」と発表。開発者がスマートコントラクト機能を使い、既存のアドレスでの制御からイーサリアムの空アドレスへの制御に移転させたことが明らかになった。

実際にBaseチェーン上の取引内容を閲覧できる「Basescan」を確認すると、所有権移転に関する7つのログが記録されており、そのどれもが0アドレスに移転している。つまり現状のシステムがロックされたことを示しており、今後のフレンドテックでの新機能追加はほぼ不可能となった。

引用:Basescanのフレンドテックに関するログを一部抜粋

フレンドテックは2024年6月、独自チェーンとなる「フレンドチェーン」の構築・移行計画を発表。一時は独自トークン「FRIEND」が急落し、既存の基盤であるBaseを良しとするユーザーとの関係に溝が生まれていた。今回の正式発表により、SNS上では開発者のレーサー氏を非難する声や詐欺的だとしてフレンドテックを罵る声も少なくない。

関連:friend.techとは?特徴や使い方を解説【事実上閉鎖】
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情報ソース:フレンドテック公式X / BLOCKBEATS / Basescan

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この記事を書いた人

仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。

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