KuCoinの市場シェアが半減|米当局からの告発で12億ドル流出

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目次

トレーダーが急速に撤退

暗号資産(仮想通貨)取引所「KuCoin(クーコイン)」は、3月26日に米国司法省(DOJ)と米商品先物取引委員会(CFTC)から告発されて以降、取引量と市場シェアが急減している。ブロックチェーン分析企業「Kaiko」の調査により明らかになった。

関連:Kucoin(クーコイン)の評判と安全性は?10のメリットと3つのデメリットを解説

先週の告発以来、Kucoinの取引量と市場シェアは急落した。
本日の報告では、その影響を分析し、次の点を検討します。
👉 #BTC半減期
👉 #alts
👉上昇トークン上場との相関
そして、他にもたくさんあります。

3月26日、米司法省は無免許の資金移動業を運営した共謀罪と銀行秘密法(BSA)違反で、クーコインとその創業者2名を起訴した。

発表によると、同取引所がマネーロンダリングやテロ資金供与に使用されるのを防ぐために設計された適切なマネーロンダリング対策を意図的に怠り、顧客の身元を確認するための合理的な手順を維持せず、疑わしい情報を提出しなかったと指摘している。また、無許可送金事業の運営と銀行秘密法への実質的な違反の罪でも起訴された。

また、CFTCは米国在住者に対しデリバティブ、レバレッジ取引、証拠金取引などを無許可で提供したとして、クーコインに対して民事執行訴訟を提起した。発表では同取引所が本人確認(KYC)を実施したと主張したが、それらは見せかけであり機能していなかったことも併せて指摘している。

KuCoinの出来高と市場シェアは急減
出典:kaiko

kaikoによると一連の告発の後、クーコインの出来高と市場シェアは急落したままだ。1日の出来高は約20億ドル(約3,000億円)から約5.2億ドル(約790億円)に減少し、市場シェアは6.5%から3%以下に半減した。

kaikoによると、KucoinのユーザーはCoinbase(コインベース)、Binance(バイナンス)、OKX(オーケーエックス)、MEXC(メックスシー)、Gate.io(ゲート)といった他の取引所に資金を移動している。また資金流出の一部は、マーケットメイカーが取引所を去ったことにも起因している。

ブロックチェーン分析プラットフォームNansenのデータによると、3月26日以降の1日あたりの純流出額は約12億ドル(約1,820億円)に達している。

関連:Nansen(ナンセン)とは?ブロックチェーン分析ツールの使い方を解説

kucoinからの資金流出は12億ドルに達する
出典:Nansen

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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