MakerDAO、新しいブロックチェーンを展開へ

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究極の分散型ステーブルコインを目指して

ステーブルコイン「DAI」を開発する分散型プラットフォームであるMakerDAOは11日、「Endgame」と名付けられた5段階からなる大規模アップデートのロードマップを公開した。

MakerDAO・DAIについて知らない人は、以下の記事を読んでみてほしい。

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第1段階では、数ヶ月以内にベータ版をリリースし、エコシステムの統一されたブランドの確立を目指す。MKR・DAIに代わる新しいガバナンストークン・新しいステーブルコインが登場するが、MKR・DAIは永久に使い続けることができ、いつでも新しいガバナンストークン・新しいステーブルコインにアップグレードできる。

第2段階では、MakerDAOの中に「SubDAO」と呼ばれる分権化された専門部門が6つ立ち上げられる。6つはそれぞれ、MakerDAOがこれまで一括して引き受けていたユーザー獲得やフロントエンドの維持などの仕事を分担する。これにより並列化された急速な成長、専門化、意思決定を可能にする。

第3段階では、ガバナンスの監視と改善のためのAIツールが導入される。このAIは、あまり筋金入りのガバナンス参加者でなくても、システムの詳細や何が起きているのかを把握できるよう支援する。アトラスと呼ばれる、MakerDAOを永久に維持し、経済価値と公益を生み出す分散型の均衡を永遠に安全に保つように設計された、改変できない最低限のオリジナルルールをベースに、継続的に学習し、改善されていく。

第4段階では、ガバナンスインセンティブのためのプログラムを開始される。

第5段階では、現在NewChainと仮で呼ばれている新しいブロックチェーンが展開される。このチェーンは、SubDAOトークノミクスとMakerDAOガバナンスのセキュリティのためのすべてのバックエンドロジックを収容するブロックチェーンとなる。つまり、イーサリアム上では、新しいステーブルコインと新しいガバナンストークン、そしてDaiとMKRは通常通り機能し続け、同時にこれらのガバナンスは、ブリッジを介して動作するNewChainよって保護される。

また、NewChainはスマートコントラクトの生成、ステートレンタル、インプロトコルのMEVキャプチャなど、AIによるDAOガバナンスプロセスやAIツールユーザーのバックエンドとして最適化するいくつかの追加機能を持つ予定とのこと。

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参考

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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