マイクロストラテジー、約8億円相当のビットコインを追加購入

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いちソフトウェア企業が、ビットコイン投資企業に

ビジネスインテリジェンスツール開発企業「Micro Strategy(マイクロストラテジー)」は2日、さらに155ビットコインを530万ドル(約8億円)で購入したと発表した。

10月、@MicroStrategyは 530 万ドルで追加の 155 BTC を取得し、現在 158,400 BTC を保有しています。東部時間午後 5 時から、2023 年第 3 四半期の財務結果について話し合い、 #BusinessIntelligence#Bitcoinの見通しに関する質問に答えますので、ぜひご参加ください。

マイクロストラテジー社は、1989年に創業した米国のソフトウェア企業だ。ナスダックに上場している。同社の主力製品は、データウェアハウスソフトウェア「MicroStrategy Suite」とビジネスインテリジェンスツール「MicroStrategy Intelligence」。これらの製品は、企業がビジネスデータを収集、分析、可視化するための機能を提供している。

マイクロストラテジー創業者兼会長のマイケル・セイラー氏によると、同社は10月に530万ドル(1ビットコインあたり平均27,053ドル)で155ビットコインを追加購入した。

これにより、同社が保有するビットコインは158,400BTCになり、現在の価格で約46.9億ドル(約7,056億円)となる。現在ビットコインの流通量の約0.75%を保有している形だ。また、平均購入価格(損益分岐点)は29,586ドル。

また同社は、2023年第3四半期の決算も発表した。

第3四半期の売上高は前年比3%増の1億3000万ドルであったが、当期純損失は1億4340万ドルであった。この数字は、同社が第3四半期に2700万ドルの純損失を計上した昨年の業績よりも大幅に悪化している。

一方で、第2四半期末以降、1億6700万ドル(約251億円)相当のビットコインを買い増ししたと述べた。「ビットコインのことばかりに投資して、本業が疎かになってないか」と指摘したいところだが、プレスリリースの最後「マイクロストラテジーの企業戦略」を見てみると、

  1.  ソブリン金融政策に縛られない堅牢でパブリックなオープンソースアーキテクチャに支えられた信頼性の高い価値貯蔵手段であると考えるビットコインの取得と保有
  2. 「Intelligence Everywhere(あらゆる場所にインテリジェンスを)」というビジョンを推進するためのエンタープライズアナリティクスソフトウェアビジネスの成長

となっており、いつの間にか「ソフトウェア開発企業」から「ビットコイン投資メインの会社」に進化したようだ。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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