米Stripe、仮想通貨オンランプサービスを提供開始

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銀行の暗号資産への風当たりが厳しくなる中、良いニュース

米オンライン決済サービス大手「Stripe」は5日、法定通貨から暗号資産(仮想通貨)へ交換をサポートするオンランプサービスを提供開始すると発表した。企業が米国在住の顧客の仮想通貨購入を支援することが容易になった。まずはアメリカで提供される。

仮想通貨やブロックチェーンに対応した体験を提供しようとする企業は、顧客が取引を行うための暗号資産をウォレットに保有していないという問題にしばしばぶち当たる。この問題への対応策は、従来であれば、顧客が自分でbitFlyerやCoincheckなどの取引所の口座を開設し、購入手続きをし、自分のウォレットに送信するという、非常に手間がかかるもので、顧客が寄り付き難かった。

今回stripeが提供を始めたオンランプサービスは、企業のウェブサイトやアプリにstripeの仮想通貨購入ウィジェットを直接埋め込むか、stripeがホストするlinkというサービス経由で、顧客はクレジットカード情報などを打ち込むだけで簡単に仮想通貨を購入することができる。必要な暗号資産は取引所に代わってstripeが最適な価格で仲買してくれる。KYCやコンプライアンス要件に対応するための不正ツールや本人確認機能も内蔵されている。

Stripeのクリプト技術責任者であるGuillaume Poncin氏は、次のように述べている。

「Web3企業は、コンバージョンや認証の最適化、本人確認、詐欺防止など、非常に重要でありながら厄介な部分をStripeにアウトソースすることができます。これにより、企業は自社のビジネスに特化することができ、顧客はWeb3のサービスを迅速かつ安全に利用できるようになります」

出典:striepプレスリリース

今回発表されたオンランプサービスは、既に以下の企業において導入が予定されている。

  • Brave:自動で広告を取り除く機能が特徴のブラウザ。ユーザーはまもなく、stripeのオンランプサービスを使用して、ノンカストディアルウォレットであるBrave Walletで直接仮想通貨を購入できる予定。
  • 1inch:イーサリアム上に構築された分散型取引所。まもなくstripeのオンランプサービスを使用して、自分のウォレットに資金調達できるようになる。
  • Lens Protocol:分散型ソーシャルグラフ。LensFans上でstripeのオンランプサービスを使用して、お気に入りのクリエーターをサポートできるようになる

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