Sui、機関投資家向けサービス強化でコインベースと連携

Sui財団、カストディと資金管理にコインベースプライムを選定
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成長著しいSuiエコシステム、機関投資家向けサービス強化でコインベースと連携

大手海外仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」の子会社「Coinbase Institutional(コインベース・インスティテューショナル)」は24日、「Sui財団がカストディと資金管理サービスを提供するためにコインベース・プライムを選定した」と発表した。 Sui財団のコミュニティ資産は、今週からBitGo(ビットゴー)とコインベース・プライムの両プラットフォームで保管されることになる。

Sui財団は、資産保管(カストディ)と資金管理サービス提供パートナーとしてコインベース・プライムを選定した。コインベースの総合型プライムブローカープラットフォームの詳細はこちらを参照。

コインベース・プライムは、コインベースの子会社である「コインベース・インスティテューショナル」が機関投資家向けに提供するフルサービスのプライムブローカープラットフォームで、強固なセキュリティと安全な資産保管を提供する。

この提携は、急成長を遂げるSuiエコシステムにとって重要な一歩となる。Suiは高スケーラビリティを特徴とする新興のレイヤー1ブロックチェーンで、DeFi市場での急速な台頭が注目されている。この提携は、Suiの機関投資家向けサービスの強化を図るものだ。

コインベース・プライムの選定理由として、以下の点が挙げられる:

  • 強固なセキュリティ体制
  • 機関投資家向けの包括的なサービス
  • 400種類以上のデジタル資産に対応
  • 3300億ドル(約47.2兆円)以上の資産管理実績
  • ステーキング機能

コインベースは、2014年から法執行機関向けプログラムを設立しており、米国政府機関と長年にわたって協力してきた実績を持つ。 実際、2023年7月には、米国司法省傘下の連邦保安局(USMS)が、押収した仮想通貨の管理および売却サービスを提供する企業としてコインベース・プライムを選定し、複数年契約を締結した。契約金額は3,250万ドル(約47億円)にのぼる。

特筆すべきは、コインベースプライムのステーキングとガバナンス参加機能だ。Web3企業向け仮想通貨会計・財務管理プラットフォームTRES Financeの報告によると、クライアントは資産をコールドストレージから移動させることなく、直接ステーキングやガバナンス活動に参加できる。これにより、セキュリティを維持しながら追加の利回りを得ることが可能となる。

今回のSui財団との提携は、コインベースが機関投資家向けサービスを強化し、安全かつ効率的な仮想通貨市場の成長に貢献することを目指していることを示している。

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情報ソースCoinbase公式X/Coinbase Prime/TRES Finance

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この記事を書いた人

中井 純、工学博士
AIは30年以上、web3(仮想通貨)は3年以上フォロー。web3x生成AIには早くから注目し、ビジネスチャンスを研究。東大応用物理学科卒業後、ソニー研究所にて、CD、AIなどの研究開発に従事。MITの電子工学博士取得後、外資系社長を歴任。最近はハイテク・スタートアップの資金調達支援を手がけるかたわら、自らweb3x生成AIのライターとして活躍。技術的なことも分かりやすく、ユーザー目線で解説することが得意です。著書2冊。

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