WaveHack GlobalがWeb3キラーアプリ募集
Web3開発支援プログラム『WaveHack Global』(運営:㈱博報堂キースリー)は21日、その第一弾として、本年4月~8月末にかけて、30プロジェクトに総額50万ドルの開発支援金を提供することを発表した。開発支援金は、2週間ごとに進捗報告と引き換えに支払われる。応募資格は「ハッカー精神」の持ち主であること。
CZとの知恵比べ
Web3界の新事業といえば、一昨日、バイナンス元CEO、ジャオ・チャンポン(以下、CZ)が発表した『Giggle Academy』が記憶に新しい。
該当記事:バイナンスCZがフリーミアム教育事業|13歳文盲の少年少女が対象
CZはたしかにWeb3業界人だが、Giggle Academyはというと、ぜんぜんWeb3ではない。ネイティブトークン(仮想通貨)は発行されないし、分散型でもない。かろうじて学習進度をあらわすNFTバッヂが発行されるくらいのものだ。当のCZ本人も自分は「プラットフォームの磨き上げ」が仕事といっている。これはCZが、Web3の新事業開発に白旗を上げたに等しい。
Web3の新事業はそれほど難しい。実際、既存のWeb3によるニッチなマッチングアプリは数あれど、それがWeb3形式であることの必然性はほとんどない。
来たるべきWeb3キラーアプリには、Web3であることの「必然性」がきびしく求められるだろう。それはある意味、CZとの知恵比べといえる。
3つの部門
現在、WaveHack Globalの公式サイトでは、
- AI部門
- ソシャゲ部門
- ユーティリティ部門
の3つの部門が発表されている。
コミュニティパートナー企業からは、開発資金だけでなく有益なフィードバックも得られるので、とっておきのアイデアがある人は、是非この機会に応募してみて欲しい。
キミはハッカー精神を感じたことはあるか?