サークル社、ラテンアメリカとアジア太平洋地域でのUSDC事業強化

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USDC発行元企業サークル社、ラテンアメリカとアジア太平洋での事業強化

米シリコンバレーに拠点を置き、800以上の機関投資家を顧客に持つ暗号資産(仮想通貨)企業「Legend Trading」は6日、ドルステーブルコインUSDCの発行元企業「Circle(サークル)」社と提携し、ラテンアメリカとアジア太平洋地域での機関投資家向けUSDC取引・決済サービスの提供を開始すると発表した。

当社は@circleと提携して、ラテンアメリカおよびアジア太平洋地域での迅速な USDC 取引および決済サービスの提供を開始することを発表できることを嬉しく思います。

公式サイトによれば、Legend Tradingは、800社以上の機関投資家にサービスを提供し、毎月10億ドル以上を処理し、150ヶ国以上で営業しているという。

プレスリリースによると、この提携は急速に成長するラテンアメリカ(LATAM)とアジア太平洋地域(APAC)の市場におけるデジタルドルの需要増に応え、アクセシビリティとユーティリティを強化することを目的としている。

今後、Legend Tradingの機関投資家の顧客は、同社のプラットフォームを通じて深い流動性と高い決済効率が提供され、USDCにアクセスするための魅力的なソリューションを提示されるという。

Legend Tradingのハオ・チェンCEOは、プレスリリースで次のように述べた。

「サークルとの提携は、機関投資家向け流動性市場における革新とリーダーシップへの揺るぎないコミットメントを象徴するものです。当社は常に変化の最前線に立つことを目指してきました。サークルとの提携により、お客様にシームレスで効率的なUSDC取引体験を提供することができます。アジア太平洋地域(APAC)とラテンアメリカ(LATAM)の両方が暗号領域で爆発的な成長を見せており、これらの市場でUSDCの採用を新たな高みへと推進できることに興奮しています。」

「レジェンド・トレーディングを通じてUSDCへのアクセスを拡大することで、機関投資家に安定し効率的な常時稼働の決済インフラを提供することができます。私たちはAPACとLATAMでUSDCに対する大きな需要を見続けており、Legend Tradingとの協力はこれらの重要な市場で流動性とデジタルドルへのアクセスを解放するのに役立ちます。」

このニュースは、サークル社が事業再編を行い、USDC事業を強化したニュースに続くものだ。ステーブルコイン事業は、準備金の保証やシームレスな発行・償還プロセスの維持など多大な手間や時間、費用がかかるものの、そこさえしっかりしていれば、準備金からの金利収入がおいしい事業だ。

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