主要仮想通貨ファンドから5週連続で資金流出、先週は約80億円
資産運用会社「Coinshares」によると、先週は世界中の主要な仮想通貨(暗号資産)投資商品から、総額約5400万ドル(約80億円)が流出した。5週連続の減少となり、9週合計で約4.5億ドル(約664億円)の流出となった。
欧州のデジタル資産運用会社コインシェアーズの週報によると、グレースケールやビットワイズ、21シェアーズなどの資産運用会社の仮想通貨投資商品は、先週5400万ドル(約80億円)の資金流出を記録し、5週連続の流出となった。
仮想通貨別にみてみると、ビットコインは流出額の85%を占め、先週は4500万ドル(約66億円)の流出となった。ビットコインをショートする商品は、先週380万ドル(約5.6億円)の流出となったが、月初からの流入額は1200万ドル(約17億円)であり依然として人気のある商品だ。
イーサリアムは先週、プラスのファンダメンタルズや魅力的なステーキング利回りに対する高い需要にもかかわらず、合計480万ドル(約7億円)の資金流出を記録した。
一部のアルトコインは引き続き仮想通貨全体の下落トレンドに逆らっており、ソラナ、カルダノ、XRPにはそれぞれ0.7億ドル(約1億円)、4.3億ドル(約630億円)、1.3億ドル(約200億円)の資金流入があった。
国別にみてみると、先週は米国が資金流出の77%を占め、ドイツ、カナダ、スウェーデンの順となっている。ちなみにこの州の出来高は10億ドル(約1470億円)と前週比42%増とやや回復した。
関連:仮想通貨ファンドから約80億円が流出|ETF承認の遅さに失望か
関連:仮想通貨への資金流入が、2021年以来最高を記録
コメントはこちら(コメントいただいた方の中から毎週3名様に1000円分のUSDTプレゼント)