仮想通貨への資金流入が2年ぶりの高水準|11月1週目、機関投資家の動き

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先週は約390億円の資金が流入し、先々週から大きく伸びた

資産運用会社「Coinshares」によると、先週、世界中の主要な暗号資産(仮想通貨)投資商品に2.6億米ドル(約390億円)の資金が流入し、6週連続で7.6億米ドル(約1100億円)の資金流入となり、2022年の7.3億ドルを上回った。

欧州のデジタル資産運用会社コインシェアーズの週報によると、グレースケールやビットワイズ、21シェアーズなどの資産運用会社の仮想通貨投資商品には、先週2.6億米ドル(約390億円)の資金が流入した。

6週連続で7.6億米ドル(約1113億円)の資金流入となり、2022年の7.3億米ドル(約1090億円)を上回った。今回の資金流入は2023年7月の資金流入に匹敵し、2021年12月の強気相場終了以降で最大となった。

仮想通貨別に見てみると、ビットコインは2.2億米ドル(約320億円)の資金流入となり、年初来の資金流入がくを8.4億米ドル(約1250億円)に押し上げた。coinsharesによると、これは米国で現物ビットコインETF承認の可能性が高まっていることや、マクロデータが予想より弱く、米国の金融政策の有効性が疑問視されていることが背景にあるとみられる。

イーサリアムは今年、合計1億米ドル(約150億円)の資金流出というひどい事態に見舞われたが、2022年8月以来最大の資金流入を記録し、合計1750万米ドル(約26億円)のプラスに転じた。

他のアルトコインには合計1100万米ドル(約16億円)の資金流入があった。表中にはないがChainlinkには200万米ドル(約2.9億円)の資金流入があり、これはchainlinkの運用資産総額の17%に相当する。

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地域別では、米国からの資金流入は1.5億米ドル(約220億円)と急増し、米国の機関投資家は先週一気に動きを強めたようだ。一方、欧州はドイツ(6300万米ドル)、スイス(3600万米ドル)などのように堅調な資金流入となった。

関連:仮想通貨金融商品への資金流入が急増|先週の機関投資家の動き(先週分)

参考文献

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