NOT A HOTEL、別荘シェアリングの日本初のDAO化プロジェクトを始動

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別荘シェアリングの日本初のDAO化プロジェクトが始動

高級別荘シェアリングを主力とするNOT A HOTEL株式会社(本社:千駄ヶ谷、代表:濵渦伸次)は7日、国内大手暗号資産(仮想通貨)取引所のGMOコインと、IEO(Initial Exchange Offering)による資金調達に向けた覚書を締結したことを明らかにした。

IEOは仮想通貨の発行主体が仮想通貨取引所を介しておこなう資金調達方法のことで、出資の見返りとして発行される「NOT A HOTEL コイン」(以下、NACコイン)は、NOT A HOTEL社が推進する「NOT A HOTEL DAO」プロジェクトのガバナンストークンとして機能する。

別荘シェアリングとは?

別荘シェアリングは、「個人所有の別荘」と「不特定多数が利用する貸別荘」の中間に位置する。

プライベート感を最大限に満喫するなら、個人所有の別荘が最高ということになるが、10億円クラスの高級別荘を1人で保有するのは資金の運転効率が悪いし、別荘の稼働率が低くなるのも、SDGs時代にはアンチ・エコ志向とのそしりを免れない。

そこで、ごく限られた人数のえりすぐりのメンバーだけで高級別荘をシェアしてしまおう、というのがNOT A HOTELのコンセプトだ。

別荘シェアリングとDAO

DAO(Decentralized Autonomous Organization:分散型自律組織)は、スマートコントラクトによって定められたルールに従って動作するブロックチェーンベースのシステムのことだ。DAOのルールは透明性と中立性を保ちつつ、中央集権的なコントロールなしに意思決定や運営を自動化する。

このDAOであるが、マンションの管理人組合や、本件の別荘シェアリングのメンバーシップなどと滅法相性が良い。

不動産の共同管理を目的とした集まりは、利害対立が起こりやすいからだ。別荘シェアリングであれば、クリスマスや正月の争奪戦ひとつとっても、透明性と中立性が死活問題となるのは明らかだろう。

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NACコインの役立ち

「NOT A HOTEL DAO」のガバナンストークンであるNACコインの役立ちは、大きくわけて3つある。

①NOT A HOTELに宿泊できる
従来の別荘シェアリングは、貸出し・使用がなかなか公平には行われないという「闇な」部分の存在が否定できなかったが、DAOの採用により透明性と中立性が担保される。

②地方創生に貢献できる
「NOT A HOTEL DAO」に参加するメンバーは、アンケート等を通して、開発エリアの決定に間接的に関与し、NOT HOTEL DAOの資金によって地方創生に貢献できる。

③投下資本を回収できる
NACコインは、RWA(Real World Assets:現実資産)の裏付けを持つため、これを譲渡することで投下資本の回収が図れる。※但し、一定の制限あり

ホテルじゃない?

「NOT A HOTEL」は、社名が示す通り、ホテルではない、という想いが込められている。貸し切りの別荘の心地よさは格別であるし、えりすぐりのメンバーと別荘シェアリングをきっかけに親交が結べるのであれば、個人所有の別荘以上の付加価値があるといえるだろう。興味を持った方は、公式サイトをのぞいてみて欲しい。

公式サイト

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