PancakeSwap、ステーキング報酬削減で可決｜希少性高まる

2023年04月29日 18時13分

約57％の支持率で承認、長期的な発展を目指す

Binance Smart Chain上で最大のDEX（分散型取引所）であるPancakeSwapは28日、コミュニティによる投票の結果、「積極的なステーキング報酬の削減」が57.77％の支持率で承認されたと発表した。

📢Attention PancakeSwap community!

ℹ️The CAKE Tokenomics v2.5 Decision Proposal passed with reduction of CAKE Syrup Pool emissions to 3 CAKE/block immediately

⏰The execution will take place within the coming hours

🥞We are now one step closer to our journey of ultrasound… https://t.co/JNtohTiltZ
— PancakeSwap v4🥞 (@PancakeSwap) April 28, 2023

これにより次の3点が実行される。

・CAKEシロッププールの排出量を6.65CAKE/ブロックから3CAKE/ブロックに即時調整。

・その後、毎月0.5CAKE/ブロックを5ヶ月間削減。

・CAKE Syrup Poolの排出量は、6ヶ月目に0.35CAKE/ブロック（～2%APR）に削減。

提案時、開発コアチームは次のように述べていた。

「現在のインフレ率はCAKEにとって長期的に維持できないものであり、PancakeSwapの長期的な健全性のために削減が必要です。・・・選択肢1または選択肢2が成功した場合、CAKEステーキングの他の利点（議論案で取り上げられている）は、収益分配、長期CAKEステーカーに対するCAKEウェイトの増加、CAKE商品の利点の増加など、引き続き実施されます。」
出典：コアチームの提案書

以下の画像は、CAKEの価格とステーキング量を示す。可決を受けて、いずれも少し持ち直していることがわかる。
今回の決定により、CAKEステーキングによる旨味はほぼ半減してしまうが、これから先CAKEの供給量は削減されるため、CAKE自体の希少性は高くなっていく。