米大手マイニング企業Riot、ライバルBitfarmsを敵対的買収へ

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ライバル企業を買収し、世界最大のビットコインマイナーとなることを提案

米大手マイニング企業「Riot Platforms(ライオット・プラットフォームズ)」は28日、ライバル企業「Bitfarms(ビットファームズ)」に対し、1株あたり2.3米ドルで全株式を買い取る敵対的買収を行うと発表した。

Riot は、世界最大の上場ビットコインマイナーを創設するため、Bitfarms を 1 株あたり 2.30 ドルで買収することを提案しています。 プレスリリース全文はこちらをご覧ください:

ライオット社はビットファームズ社の全株式のうち9.25%を既に取得し、筆頭株主になっていることも併せて発表した。

発表によると、本提案は当初2024年4月22日にビットファームズ社の取締役会に非公開で提出されたが、実質的な対話が行われることなく否決された。

今回の「1株あたり2.3米ドル」という数字は、ライオット社がビットファームズ社取締役会に提案する前の最終取引日である 2024年4月19日の ビットファームズ社の株価に対して20%のプレミアムを付与したものであり、総額約9.5億米ドル(約1,490億円)の株式価値となる。

ライオット社はこの買収は、3つの根拠を元に両者の株主にとって魅力的なものだとした。

  1. 世界最大のビットコインマイナーの誕生
    買収できれば年末までに最で1.5GWの電力容量と52EH/秒のセルフマイニング能力を有することになり、他の上場マイニング企業を大幅に上回る規模になる。これにより両者株主はさらなる戦略的・財務的利益を得ることができる。
  2. 拡張と長期的成長に適した立地の地理的分散を実現
    統合後の会社が米国、カナダ、パラグアイ、アルゼンチンに15の施設を所有し、有利なエネルギー協定のある事業環境への継続的な拡張が可能になる。
  3. ライオット社の強力な財務基盤による成長
    ライオット社の財務基盤は4月30日時点で7億ドル(約1,100億円)以上の現金、8,872BTC(約950億円相当)、最小限の負債となっており、ビットファーム社の成長計画に十分な資金を供給できる。

またライオット社はビットファームズ社の前CEOが起こした訴訟について言及し、ビットファームズ社の深刻なガバナンスの欠如を指摘した。これについてライオット社はビットファームズ社の取締役会に新たな独立取締役を加えるため、ビットファームの株主の臨時総会を招集する予定だと述べた。

関連:ブータン王国、2019年よりビットコインマイニング|年間予算の15%投入
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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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