米国議員、SEC議長ゲンスラー氏を弾劾する法案を提出へ

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米国共和党議員のWarren Davidson氏、仮想通貨規制における権限乱用を理由に、SEC委員長Gensler氏弾劾法案を提出へ

米国共和党議員のWarren Davidson氏は16日、暗号資産(仮想通貨)規制において職権を乱用し、仮想通貨業界の発展を阻害しているとして、米証券取引委員会(SEC)議長Gensler(ゲンスラー)氏を、弾劾する法案を提出すると明らかにした。

この発表後、ビットコイン価格は一時500ドル以上下落した。

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ゲンスラー氏が委員長を務めるSECは、4月14日にデジタル資産取引所と分散型金融プラットーフォームは規制当局に登録する必要を明確に規定する法案を提出し、これがSECの権限の行き過ぎであるとして物議を醸している。

仮想通貨支持者として「クリプト・ママ」の愛称で親しまれているSEC委員のHester Pierce氏もまた、SECウェブサイト内に声明を発表。この法案を批判し、「過去のように新技術の可能性を受け入れるのではなく、ここでは停滞を受け入れ、中央集権化を強制し、国外追放を促し、新技術の消滅を招く。したがって、私は反対する」と述べた。

彼女はさらに、今日のSECは、新しい技術やビジネスを扱う起業家たちとの規則制定プロセスを会話としてではなく、脅しの道具として扱っており、別の方法で進めるべきと述べた。

ここ数年、SECはリップルやクラーケン、トロンなどの仮想通貨企業に対し、違反の疑いで訴訟を起こしてきた。また、規制を順守しているはずのコインベースのステーキングサービスや、バイナンスUSに法的措置をとることを警告するなど、仮想通貨規制を厳しくしている。

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参考文献

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