Threads、開始7時間で1千万人超え|マークvsイーロンのSNS対決勃発

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Threads登録者数が開始7時間で1千万人超え

Meta(Facebook / Instagram)のCEO「マーク・ザッカーバーグ」氏は6日、同社の新SNS「Threads(スレッズ)」の登録者数が開始7時間で1,000万人を超えたことを明らかにした。

ThreadsはTwitter(ツイッター)を強く意識したつぶやき型SNSで、現在トラブルが噴出しているTwitter社の混乱に乗じたもの。マーク・ザッカーバーグ氏とイーロン・マスク氏は、近々ローマのコロッセオで拳闘のエキジビションマッチが予定されているが、はからずもつぶやき型SNSでの対決がその前哨戦となった。

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展開スピードと個人情報保護方針が鍵

「開始7時間で1,000万人超え」のデビューは確かに華々しいが、出だしの普及スピードが速ければよいというものではない。かつてGoogleのSNS・Google+(グーグルプラス)は「開始60日間で2,500万人超え」と出だしこそ好調だったが、自社サービスとの強引な統廃合や企業本位な個人情報方針が仇となり、すぐにすたれてしまった。

普及スピードは速い方がいいだろうが、サービスの改善スピードは遅すぎるくらいがユーザー本位でちょうどいい。ただ、デビュー当時のブームは鮮烈だったものの、収益化の目処が立たないままフェードアウトしたClubhouse(クラブハウス)の例もあり、むずかしいところだ。

意見は立場が決める

下記は、GAFAM+T(witter)の「売上に占める広告収入の割合」だが、どれがどの会社かおわかりだろうか?

A社:97%
B社:89%
C社:81%
D社:0%
E社:0%
F社:0%

答えは、

A社:Facebook
B社:Twitter
C社:Google
D社:Apple
E社:Amazon
F社:Microsoft
(D~F社は順不同)

上3社は個人情報の「活用推進派」、下3社は個人情報の「保護派」だ。この対立は、いうまでもなく収益構造のちがいに根ざしている。まさに「意見は立場が決める」だ。

グーグルプラスは企業本位で拙速な個人情報活用がユーザーの総スカンをくい自滅したが、Threadsの運営元のMetaは、Googleをもしのぐ強硬な個人情報活用(≒悪用)で知られる。グーグルプラスやClubhouseの轍を踏まぬよう、どんな浸透と収益の戦略をみせてくれるのだろうか?

参考文献

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