イスラム過激派組織、仮想通貨送金にトロンを選好することが明らかに

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イスラエルとイスラム系テロ組織の戦いが続いている

レイヤー1ブロックチェーン「Tron(トロン)」が、ビットコインを抜いて、ハマスやヒズボラといったテロ組織から最も支持されているブロックチェーンになったと、27日ロイター通信が報じた。

ハマスからヒズボラに至るまで、イランが支援する過激派組織への資金提供に対するイスラエルの戦いに新たな戦線が現れた。トロンと呼ばれる急成長中の仮想通貨ネットワークは、最近までビットコインほど監視されていなかった

ロイター通信の調査によると、2021年以降、トロン・ブロックチェーンを使った暗号資産(仮想通貨)の押収が急増し、ビットコインの押収は減少している。

イスラエルは今年、イスラム過激派「ヒズボラ」と「パレスチナ・イスラム聖戦」から65個のトロンベースの仮想通貨を押収しており、これはイスラエルが過去3年間で押収したトロンベースの仮想通貨の3分の2にあたる。

イスラエルは2021年から、仮想通貨の押収について公表を始めこの年には30のビットコイン・ウォレットを押収したと発表したが、それ以降ビットコイン・ウォレットを押収したとする発表はない。

この結果について、英領ヴァージン諸島に登記されたトロンの広報担当者はロイター通信に対し、「全てのテクノロジーは理論的には疑わしい活動に使われる可能性がある」「トロンはその技術を使用する人々をコントロールしていない」と述べた。

ブロックチェーン分析企業「マークル・サイエンス」のCEO ムリガンカ・パットナイク氏は、トロンの処理速度の速さ、手数料の安さ、安定性を挙げて「以前はビットコインでしたが、現在はこれらのテロ組織がトロンを好む傾向にあることが我々のデータで示されている」と述べた。

参考文献

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