2021年以来最大の資金流入を記録|先週の機関投資家の動き

目次

先週は約514億円の資金が流入し、2021年以来の強さ

資産運用会社「Coinshares」によると、先週、世界中の主要な暗号資産(仮想通貨)投資商品に3.46億米ドル(約514億円)の資金が流入し、2021年後半の強気相場以降で最大となった。

関連:SBIがサークルと提携│電子マネー乱立からステーブルコイン競争へ

欧州のデジタル資産運用会社コインシェアーズの週報によると、グレースケールやビットワイズ、21シェアーズなどの資産運用会社の仮想通貨投資商品には、先週3.4億米ドル(約514億円)の資金が流入し、ここ9週連続の流入で最大となった。

米国でビットコイン現物ETFが上場されるとの見込みに後押しされたこの流れは、2021年後半の強気相場以降で最大となった。価格上昇と資金流入が相まって、運用資産総額は453億米ドル(約6.7兆円)に達し、過去1年半で最高となった。

地域別に見てみると、カナダとドイツが総流入額の87%を占め、米国は引き続き低水準だ、コインシェアーズのリサーチ部門責任者ジェームズ・バターフィル氏は、米国の低調さはおそらく米国の投資家がビットコイン現物ETFの上場を待っているためだと推測している。

仮想通貨別に見てみると、ビットコインは先週、合計3.1億米ドル(約46億円)の資金流入を記録し、年初来の流入額は15億米ドル強(約2237億円)となった。一方、ビットコインをショートする商品は資金流出が続いており、2023年4月のピークから61%減少した。

関連:BitMEX共同設立者、ドル流動性上昇によるBTC急騰を予測

イーサリアムはこの4週間で1億米ドル(約148億円)以上の資金流入を記録し、先週ついに今年の純資金流入がプラスに転じた。ソラナ、ポルカドット、チェーンリンクにはそれぞれ350万米ドル、800万米ドル、600万米ドルの資金が流入した。

関連:資金流入は継続、ETPの市場シェア拡大|先週の機関投資家の動き(先週分)

(2023年12月4日 本文1文目を訂正しました。)

参考文献

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメントはこちら(コメントいただいた方の中から毎週3名様に1000円分のUSDTプレゼント)

コメントする

コメントは日本語で入力してください。(スパム対策)

CAPTCHA

目次