昨年誕生してから28万%上昇しているミームコイン
ソラナベースの犬系ミームコインである「Dogwifhat(WIF)」は30日、史上最高値の5.12ドルを記録した後、現在4.34ドル付近を推移している。
WIFは、レイヤー1ブロックチェーン「Solana(ソラナ)」上で発行されているミームコインだ。
ミームコインとは、インターネット上で広く流通されているミーム(ジョーク)に影響を受けている暗号資産(仮想通貨)のことで、実用性はほとんどない。しばしば犬系が好まれ、代表的なミームコインとしてドージコイン(DOGE)や柴犬コイン(SHIB)がある。
WIFは、2023年11月に誕生してから2月末までわずか0.3ドル付近を推移していたが、3月に入って529%以上急上昇し、WIFは時価総額43億米ドル(約6,500億円)で、PEPEの36億米ドル(約5,440億円)を上回り、第3位のミームコインとなった。
WIFが一躍有名になったのは、3月10日にファンがラスベガスの球型の超大型スクリーン「MSG Sphere(スフィア)」にWIFのトレードマークである「帽子を被った柴犬」を映すクラウドファンディングを発表した時だ。
総工費23億ドル(約3,500億円)のラスベガスの最新エンターテインメント施設での広告ということもあってか、総額70万ドル(約1億円)の寄付はわずか4日で集まり、WIFの価格は25%以上上昇した。
暗号資産(仮想通貨)専門データ分析企業「Santiment(サンティメント)」によると、過去1か月でSHIB、BONK、FLOKI、DOGEの価格は大きく上昇し、合計の出来高は4,000%以上急騰しており、3月は犬系ミームコインが急上昇した月であったといえよう。
世界有数の資産運用会社「フランクリン・テンプルトン」は3月14日、投資家向けに公開したノートで、ドージコインなどのミームコインには「本質的な価値はない」が、すぐに利益が得られる可能性があると指摘しており、ミームコインへの投資は最新の注意が必要だ。
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