ブラックロック、ブロックチェーン上でトークン化資産ファンドを組成

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世界最大の資産運用会社が、パブリックブロックチェーンに進出

デジタル証券の発行・管理プラットフォームを提供する「Securitize(セキュリタイズ)」は21日、世界最大の資産運用会社「Blackrcok(ブラックロック)」と共同で、パブリックブロックチェーン上で発行される初のトークン化資産ファンド「BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund(略称:BUIDL)」を立ち上げると発表した。

Securitize は、@BlackRockと提携したことを発表できることを誇りに思います。私たちは共同して、BlackRock USD Institutional Digital Liquidity Fund (BUIDL) を立ち上げます。
BUIDLは、Securitize Markets, LLCのファンドに加入することで、投資家に米ドルの利回りを獲得する機会を提供します。

BUIDLは総資産の100%を現金、米国財務省証券、現先取引に投資し、投資家はブロックチェーン上でトークンを保有しながら利回りを得ることができる。BUIDLはトークン1つ=1ドルの安定した価値を提供することを目指し、毎日発生する配当を毎月新しいトークンとして投資家のウォレットに直接支払う。

「ブラックロック」がファンドの投資マネージャーとなり、アメリカの大手銀行「BNYメロン」がファンドの資産のカストディアンと管理者を務め、セキュリタイズは名義書換代理人およびトークン化プラットフォームとして、トークン化された株式を管理し、ファンドの申し込み、償還、分配に関する報告を行う。

投資家はトークンを24時間365日、事前に承認された他の投資家に譲渡でき、柔軟なカストディオプションも利用できる。

BUIDLの最初のエコシステム参加者には、Anchorage Digital Bank(アンカレッジデジタル銀行)、BitGo(ビットゴー)、Coinbase(コインベース)、Fireblocks(ファイヤーブロックス)など仮想通貨業界の市場参加者やインフラプロバイダーが含まれている。

ブラックロックのデジタル資産部門責任者ロバート・ミッチニック氏は、、「これは、当社のデジタル資産戦略の最新の進展です。私たちは顧客の真の問題解決に役立つデジタル資産分野のソリューション開発に注力しており、セキュリタイズ社との協業に興奮しています。」とプレスリリースで述べた。

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参考文献

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