米コインベース、USDC普及のためアフリカの仮想通貨取引所と提携

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人類最後のフロンティアでの決済需要を取り込めるか

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所「Coinbase(コインベース)」は11日、アフリカ最大級の仮想通貨取引所「Yellow Card(イエローカード)」と提携し、アフリカ20ヶ国でステーブルコインUSDCやその他仮想通貨へのアクセスが拡大・簡素化したと発表した。

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暗号通貨は今後も存続し、よりオープンでアクセスしやすいグローバルな金融システムの推進に貢献します。Coinbase 製品は、アフリカ大陸の 20 か国を皮切りに、アフリカでも利用できるようになります。

プレスリリースによると、コインベースはYellow Card Widgetを統合し、Coinbase Walletの顧客はアフリカ20ヶ国にわたるイエローカードの広範な支払い方法のネットワークにアクセスできるようになる。

アフリカ諸国の通貨はハイパーインフレの発生などにより相場が不安定であり、また米ドルやユーロの口座開設のハードルが高いため、企業の国境を越えた成長を妨げている。イエローカードはステーブルコインのオン/オフランプとしてはアフリカ大陸で最大かつ唯一認可を受けた企業であるため、今回の提携により、イエローカードの顧客はUSDCを使って従来より安定した商取引が可能となる。

さらに、イエローカードの顧客はコインベースが開発を進めるL2「Base」を使用してUSDCの送金と受取ができるようになり、より早い取引速度と手数料削減が可能となる。

イエローカードの共同創業者兼CEOのクリス・モーリス氏は、プレスリリースで次のように述べた。

「コインベースと提携することで、アフリカ全土のより多くの人々にステーブルコインの変革力をもたらすことができ、感激しています。イエローカードの地域的な専門知識とコインベースの世界的なブランドとインフラを組み合わせることで、私たちはアフリカ全土の次の10億人に金融の未来に参加する力を与えることができるでしょう。」

イエローカードは、Coinbase VanturesやPolychain Capital、DG Daiwa Venturesなどから総額5700万ドル(約82億円)を調達した仮想通貨取引所だ。公式サイトによると、ステーブルコインのオン/オフランプとしてはアフリカ大陸で最大かつ唯一認可を受けた企業だ。20アフリカの20ヶ国以上で事業を展開し、取引額は20億米ドル(約2900億円)を超えている。

オンランプ・オフランプとは

オンランプとは、円やドルなどの法定通貨を仮想通貨に好感するサービスのこと。オフランプはその逆で、仮想通貨を法定通貨に好感するサービス。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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