米裁判所、SECにビットコインETF却下の見直しを命令

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裁判所は、SECにGBTC→ETFへの転換却下を見直すよう命令

米裁判所は30日、米暗号資産(仮想通貨)コングロマリット「Grayscale(グレースケール)」が同社製品のGBTCを、ビットコイン現物ETFに転換する申請を米証券取引委員会(SEC)が却下したことについて、SECに見直すよう命じた。

速報:D.C.C.Circuitは3-0でGrayscaleと$GBTCを支持する判決を下した。これは、ETFラップの追加保護を通じてビットコインのエクスポージャーを提唱してきたすべての人々にとって記念碑的な前進です。

このニュースを受けて、ビットコインの価格は、一時2,000ドル以上急騰した。

グレースケールは昨年、同社の主力ファンドであるGBTCをビットコイン現物ETFに転換するという申請を却下したSECに対して訴訟を起こした、同社は裁判の中で、「SECは、ビットコインの先物ETFは認めておきながら、現物ETFは認めないという矛盾したことをしている」と主張していた。

実際、SECは、詐欺や価格操作の懸念を理由に現物ETFをまだ認めていない一方で、先物ETFは2021年に認めている。

これに対し、SECは「先物ETFは、米国商品先物取引委員会の規制下にあるCMEの先物価格に基づいているため、価格操作がされにくいから」と反論していた。

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米連邦巡回控訴裁判所のネオミ・ラオ巡回裁判官は、「連邦機関には、同じようなケースを同じように扱うことが求められている」と述べたうえで、「SECは最近、2つのビットコイン先物ETFを承認したが、グレースケールの現物ビットコインETFは認めなかった。グレースケールの現物ビットコインETFは、先物ETFと実質的に類似しており、承認されるべきだった」と述べた。

また、SECは、類似するこれらの製品を別扱いするのか説明しなかったため、SECの決定は「恣意的で気まぐれなもの」であると付け加えた。

低迷する仮想通貨業界にとって、このニュースは朗報となった。ビットコインETFが認められれば、投資家は合法的にビットコイン市場にアクセスできるため、個人・機関投資家の波が押し寄せ、様々な仮想通貨銘柄の価格上昇に弾みがつくかもしれない。

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参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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