ソラナが1日で20%急騰し、現在54ドル|1年半ぶりの高値に

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ソラナは今年、機関投資家に最も人気のあるアルトコイン

レイヤー1ブロックチェーン「Solana(ソラナ)」は10日、20%以上上昇し現在54ドルとなっている。4週間連続で上昇し続けており、価格は4週間前の2倍以上になる。

関連:仮想通貨Solana(ソラナ)・SOL(ソル)とは?特徴と将来性を徹底解説

SOLは2022年5月以来の高値に
出典:CoinMarketCap

最後にこの水準を維持していたのは、数日で仮想通貨市場から7兆円が吹き飛んだ2022年5月「Terra(LUNA)」の崩壊後の数週間だ。

ソラナは、その多くを経営破綻した元世界最大級の暗号資産(仮想通貨)取引所「FTX」が保有し売却を検討していることもあり、価格下落が心配されている。

にもかかわらず、ここまで上昇できているのは米国におけるビットコイン現物ETFの承認の兆しはさることながら、ソラナの開発者やコミュニティによる地道な活動もあるだろう。直近では10月30日~11月3日に、オランダで年次カンファレンスが行われ、Google Cloud や AWS などのビッグネームとの提携が発表された。

また8月には、世界最大級の電子商取引プラットフォーム「Shopify」にソラナの決済プロトコル「Solana Pay」が統合され、Shopifyを利用する何百万もの販売業者がソラナ経由でステーブルコインUSDCを受け入れることができるようになった。販売業者にとって1回の取引につき3~5%かかるクレジットカードの決済手数料は手痛いため、ソラナの1回あたりの非常に低い決済手数料(約0.04円:本記事執筆時点の価格に基づく)は非常にありがたい存在と考えられる。

9月には、世界最大のクレジットカードブランドである「VISA」が、同社の決済ネットワークにソラナを組み込む実験を開始したと発表した。ソラナは決済時間が非常に速いため、できる限り早い決済が求められるクレジットカード決済に向いているようだ。

関連:VISA、ソラナでUSDC決済実験を実施|SOL急騰

資産運用会社coinsharesのレポートによると、ソラナには年初来約1億ドル(約150億円)の資金が流入し、現在の運用資産残高は2.7億ドル(約400億円)にのぼっており、今年機関投資家に最も人気のアルトコインとなっている。

関連:仮想通貨への資金流入が2年ぶりの高水準|11月1週目、機関投資家の動き

参考文献

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この記事を書いた人

元一般企業会社員。現在はトレーダー兼ライター。
株式やFX、仮想通貨デリバティブ、草コイン、ノード運用と色々やっています。

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