先週は約110億円の資金流入、アルトはSOLが奮闘
資産運用会社「Coinshares」によると、世界中の主要な暗号資産（仮想通貨）投資商品は2週連続で純流入を記録し、7月以来の多さとなった。大半はビットコインが占めていたが、SOLは2022年3月以来最大の資金流入を記録した。
欧州のデジタル資産運用会社コインシェアーズの週報によると、グレースケールやビットワイズ、21シェアーズなどの資産運用会社の仮想通貨投資商品は、先週7,800万ドル（約110億円）の資金流入を記録し、今年7月以来の多さとなった。
仮想通貨別に見てみると、ビットコインが流入の大半を占めており、先週合計4,300万ドル（約63億円）の資金流入があった。一部の投資家は最近の価格上昇をショートするチャンスと捉えているのか、ビットコインのショートポジションは120万ドル（約1.7億円）増加した。
先週は、米国で6つのイーサリアムの先物ETFが上昇されたことを受け、イーサリアム投資家の投資意欲を試す重要な1週間であった。蓋を開けてみると、結果は1000万ドル（約14億円）と、ビットコインの先物ETFが上場した時の10億ドル（約1400億円）と比べてかなり低調で、機関投資家の投資意欲の低さが浮き彫りとなった。
その他のアルトコインでは、Solana（ソラナ）は特に強かった。先週は2022年3月以来最大の2400万ドル（約35億円）の資金流入を記録した。これについて、リサーチ責任者のジェームス・バターフィル氏は、「引き続き選ばれるアルトコインとしての地位を主張している」と述べた。
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地域別では、資金流入の90％が欧州からのものであるのに対し、米国とカナダはわずか900万ドルの資金流入にとどまっており、センチメントの乖離が続いていることを示唆している。
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