- 仮想通貨ARは、Arweave(アーウィーブ)というブロックチェーンを使用したストレージサービスで報酬として支払われる仮想通貨である
- Arweave(アーウィーブ)は、従来のストレージサービスの様々な問題点を解決した、革新的なストレージサービスである
- Arweave(アーウィーブ)はまだまだ権威のある提携先が少なく、今後の動向に要注目である
仮想通貨AR(Arweave/アーウィーブ)とは?

プラットフォーム名称 | Arweave(アーウィーブ) |
トークン名称 | ARトークン |
仮想通貨シンボル | Arweave/AR |
最大発行枚数 | 66,000,000AR |
2022年10月時点の単価 | 約1,385円 |
Arweave(AR)公式サイト | https://www.arweave.org/ |
ARを購入できる主な取引所 | Gate.io、Binance |
Arweave(アーウィーブ)とは、分散型のストレージサービスのことで、個人のハードディスクの空いている容量を、貸した人は報酬として仮想通貨ARを受け取り、借りた人は非常に安い価格でデータ等を保存できる容量を借りることができます。
このサービスは従来のファイル預け場所のような、特定の企業や個人が運営しているサービスではなく、今流行りの分散型(非中央集権)のサービスとなります。特定の企業や個人が運営していないため、管理に関わる費用などが大きく節減でき、ユーザーは非常にリーズナブルな価格でサービスを受けることができます。
このようなサービスをひっくるめて「ストレージサービス」といいますが、ストレージサービスは今後ますます需要が大きくなる分野として、大きな注目を集めています。仮想通貨のストレージサービスといえば、他にもいくつか種類がありますが、Arweaveは「半永久的に保存が可能」という点で、他のサービスを大きく凌駕しています。
Arweave(アーウィーブ)の歴史

仮想通貨AR(Arweave/アーウィーブ)は2018年6月に正式版がリリースされ、他のブロックチェーンと一線を画す技術、「Block weave」(ブロックウィーブ)を開発し、永続的に低コストのストレージサービスを提供することを目標としています。正式サービス開始時、世界各国の中から選ばれた1,800人の参加者のグループで立ち上げられました。
その少し前、Arweaveのローンチ前に、ホワイトリストに登録された個人限定でプレセールを開催しました。その後、2019年11月には5ドルのArweaveトークンと引き換えに、いろいろなベンチャー企業から合計500万ドル(日本円で約5億7千万円)もの資金を調達しました。2020年5月には更に830万ドル(約9億5千万円)を追加で調達しました。
高いセキュリティと永続的な保持

Arweave(アーウィーブ)は「Block weave」(ブロックウィーブ)という技術を採用しています。このBlock weaveという技術は、改ざんが不可能で、半永久的にデータを保持できるという特徴を持っています。
そのため、重要な学術論文や研究のデータ、メディアの報道資料など、改ざんされてはならないデジタルデータの保持には最適です。このように、「改ざん不可能」と「永続的に保持」という特徴は、重要なデータとの親和性が高く、今後もArweave、仮想通貨ARの需要は高まるものと推測されます。
Arweaveが安価でサービスを提供できる理由

Arweaveに限らず、こういったストレージサービス系の仮想通貨には、需要の増加によるガス代の高騰というコスト高の問題が付きまといます。
そこでArweaveはPoA(Proof of Access)という全く新しいコンセンサスアルゴリズムを採用し、安価にもかかわらず安全、というストレージサービスを提供することが可能になりました。
このことについて、Arweaveは「ブロックチェーンのストレージサービスとしては、世界初の費用対効果が高いシステムである」と自負しています。
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仮想通貨AR(Arweave/アーウィーブ)のメリット

仮想通貨AR(Arweave/アーウィーブ)のメリットを解説します。
- Arweaveは改ざん不可能かつ半永久的に保存することが可能
- 非常に安価なサービス料金である
- 今後の需要の増加が見込まれるため、それに伴う仮想通貨ARの価格上昇メリット
Arweaveは改ざん不可能かつ半永久的に保存することが可能

Arweaveは先述したように、「Block weave」(ブロックウィーブ)という技術を採用しています。
この技術の大きな特徴として、「改ざん不可」と「永続的にデータを保持できる」という特徴があり、特に「永続的にデータを保持できる」という点で、他のストレージサービス系の仮想通貨に大きな差をつけています。
ストレージサービスの需要は今後もますます高まり、特に重要なデジタルデータ(研究論文や歴史書)など、全てが対象となる可能性も秘めており、今後の動向から目が離せません。
ただ、まだまだArweaveの優位性は一般的な認知度が低く、他のストレージサービス系の仮想通貨と比べて時価総額ではまだまだ及びません。
しかし、こういった問題はArweaveが大きな図書館や公的機関と提携すれば、途端に解消される可能性があります。
非常に安価なサービス料金である

Arweaveの特徴として、非常に安価でストレージサービスを利用できるという点があります。
これはPoA(Proof of Access)という全く新しいコンセンサスアルゴリズムを採用しているからで、PoAはセキュリティの観点からも非常に優れており、「安かろう悪かろう」といったことがありません。セキュリティが優れているにも関わらず、従来のサービスより安価で利用できる、となれば利用するなという方が無理かもしれません。
今後の需要の増加が見込まれるため、それに伴う仮想通貨ARの価格上昇メリット

ストレージサービスは元々需要が高く、今後も伸び続ける市場であることは明白ですが、従来の一般的なストレージサービスは、ストレージを借りる際のコストや期限の問題があり、なかなか安価なサービスは見当たりません。
しかしブロックチェーンを使用したストレージサービスは、こういった問題点を解決しているため、今後は一般的なストレージサービスに取り替わるだろうという期待も大きくあります。ただ、ブロックチェーンを使用したストレージサービスには、前述した需要の増加、アクセスの増加によるトランザクションの遅延、ガス代の高騰といった新たな問題が発生します。
そういった新たな問題すらも解決したArweaveは、今後一般的に認知されるにしたがって大きく顧客数を伸ばすことが容易に想像できます。
Arweaveを利用する顧客が増えると共にそこで使われる仮想通貨ARの流動性が高まり、仮想通貨AR自体の価値が高まるのも必然と言えます。
仮想通貨AR(Arweave/アーウィーブ)の懸念材料・デメリット

Arweave(アーウィーブ)、仮想通貨ARには魅力的な点が多数ありますが、懸念すべき材料も当然あります。
- 競合相手が強大である
- 全てを凌駕するような上位互換のストレージサービス系の仮想通貨が出てこないとも限らない
- 政府などの公的機関や研究施設など、権威ある提携先が現時点でほとんど無い
競合相手が強大である

ブロックチェーンを使用したストレージサービスには、仮想通貨FILや仮想通貨STORJなど、時価総額でも上位に位置する強大なライバル達が複数存在します。
特に仮想通貨FIL(ファイルコイン)あたりは、時価総額でも仮想通貨ARの2倍以上(これでも最近だいぶ縮まりました)となるなど、先に認知されたブロックチェーンを使用したストレージサービスが一歩先を走る展開となっています。
もちろん、Arweave、仮想通貨ARも追い付くどころか追い抜くだけの素材は持っており、今後の動向に目が離せない状況となっています。
全てを凌駕するような上位互換のストレージサービス系の仮想通貨が出てこないとも限らない

これは何もArweaveだけに限った話ではありません。世の中の技術は日進月歩、特に仮想通貨業界では想像もしないような革新的な技術がどんどん生まれています。新しい技術は、より新しい技術によって淘汰されていくもの、というのはいつの時代も真理だと思います。
これによりArweaveもより安価でよりセキュリティが強固な技術に取って替わられる可能性はもちろんあります。大事なのはそのタイミングです。Arweaveが成熟する前に、そういった技術が他のプラットフォームより発信された場合、Arweaveは世の中に浸透することなく埋もれていくかもしれません。
しかし、仮想通貨業界のビットコイン、イーサリアムのように、認知され浸透した後ではそういった脅威はむしろ追い風になることだってあります。現在のビットコインやイーサリアムの立ち位置を見てもわかりますよね。
政府などの公的機関や研究施設など、権威ある提携先が現時点でほとんど無い

筆者が調べた限り、執筆時の2022年5月時点で、政府などの公的機関や研究施設など、権威ある提携先がほとんどありません。
ヨーロッパ最大の大学病院と言われる「シャリテ」が、生物医学データの専門誌「ジャーナル・オブ・ロウデータ」の情報をArweaveに保管しているぐらいです。
アンドリーセンホロウィッツ、ユニオンスクエアベンチャーズ、コインベースなどの著名な企業が出資した情報はあるのですが…。
この点に関しては、早く他社に認知され、浸透されるのを待つしかないのでしょうか。今後の新しい一手に期待したいところです。
仮想通貨AR(Arweave/アーウィーブ)の将来性は?仮想通貨歴6年の筆者が独断と偏見で言い切ります

ここまでArweaveの特徴やメリット、デメリットについて解説してきました。
皆さんも「ぶっちゃけ今後の仮想通貨ARの価値はどうなるの?」といったところが気になると思います。
あくまで執筆時2022年5月時点での情報を元に判断した結果ですが、
「仮想通貨ARはリスクを取るなら今すぐ買い、しかしもう少し材料が出そろってから判断する方が賢明」という結論です。
好材料が出れば当然仮想通貨ARの価格は上がります。ただ、そうなってからでは初期に投資した人と比べて大きな利益を掴みとれないのも事実です。
仮想通貨ARの将来は非常に期待が持てるものであるのは間違いないです。しかしまだ「海の物だか山の物だか素性がわからない」部分が多く、今すぐ買うには少しリスクが大きいと思います。
リスクを取る場合は、投資資金の中でも余裕のある資金を投資し、少し長い目で見ると良いですね。
仮想通貨AR(Arweave/アーウィーブ)チャート
仮想通貨AR(Arweave/アーウィーブ)が購入できる仮想通貨取引所

2022年現在、仮想通貨AR(アーウィーヴ)は一部の海外仮想通貨取引所でしか購入できません。なので、国内仮想通貨取引所では購入できないのでご注意ください。
AR(アーウィーヴ)が購入できる海外仮想通貨取引所
- Binance(バイナンス)・・・【当サイト限定】左記リンクより登録すると取引手数料10%OFF
- Gate.io(ゲート)・・・【当サイト限定】左記リンクより登録すると取引手数料20%OFF
- Kucoin(クーコイン)・・・【当サイト限定】左記リンクより登録すると取引手数料20%OFF
- MEXC・・・【当サイト限定】左記リンクより登録すると取引手数料20%OFF
中でもGate.io(ゲート)はなんといっても取扱銘柄数が900種類を越え、今まさにこの瞬間にも新しい仮想通貨が続々と上場しています。中にはBINANCEに上場が予定されている銘柄もあり、そういった銘柄は価格の急騰が期待できます。
Binance(バイナンス)
会社名 | Binance Holdings Ltd. |
設立 | 2017年 |
独自トークン | BNB |
取引方法 | 現物、デリバティブ、レバレッジトークン、オプション |
最大レバレッジ | 25倍 |
スマホアプリ | あり |
日本語対応 | あり |
取り扱いコイン数 | 300種類以上 |
Binance(バイナンス)は、ユーザー数、シェア、取引量ともに世界No1の仮想通貨取引所です。日本語にも対応していて、操作も問題なく行えます。
また、取扱銘柄数は300種類以上と、日本の取引所と比較すると比べ物にならない数です。また、現物取引やレバレッジ取引はもちろん、バイナンス独自のレバレッジトークンやオプション取引も行えます。
さらに、ステーキングやセービング、流動性スワップ、ローンチプールといった資産運用サービスを行っており、バイナンスだけで仮想通貨の取引の全てが行えると言っても過言ではありません。
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Gate.io(ゲート)
会社名 | Gate Technology.inc |
設立 | 2013年 |
独自トークン | GT |
取引方法 | 現物 |
最大レバレッジ | なし |
スマホアプリ | あり |
日本語対応 | あり ※問い合わせは英語のみ |
取り扱いコイン数 | 900種類以上 |
Gate.ioは2013年に設立された仮想通貨取引所です。最大の特徴はなんと言っても取扱仮想通貨種類の多さです。900種類以上の仮想通貨を購入、売却することができます。
またGate.ioに上場したあとに、大手取引所のバイナンスに上場するといった仮想通貨も多くあり、バイナンスに上場された仮想通貨は価格が急騰していることが多いです。
なのでGate.ioでまだ知名度の低い仮想通貨を購入し、値上がりを待つのも一つの投資手法だと考えます。
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これもう見た?Gate.ioの登録方法・2段階認証・本人確認まで図解で解説
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KuCoin(クーコイン)
会社名 | Kucoin Co.,Limited |
設立 | 2017年8月 |
独自トークン | KCS(Kucoin Token) |
取引方法 | 現物、先物、トレーディングボット |
最大レバレッジ | 10倍 |
スマホアプリ | あり |
日本語対応 | なし |
取り扱いコイン数 | 500種類以上 |
KuCoinは2017年に設立された仮想通貨取引所です。最大の特徴は草コインの上場がどこよりも早いことが多いことです。また取扱仮想通貨銘柄も500種類以上と多いのが特徴です。
またGate.ioと同様にKuCoinに上場したあとに、大手取引所のバイナンスに上場するといった仮想通貨も多くあり、バイナンスに上場された仮想通貨は価格が急騰していることが多いです。
なのでKuCoinでまだ知名度の低い仮想通貨を購入し、値上がりを待つのも一つの投資手法だと考えます。
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これもう見た?KuCoinとは?安全性と特徴、メリット・デメリットを解説
MEXC(MXC)
会社名 | MEXC Global |
設立 | 2018年 |
独自トークン | MX |
取引方法 | 現物、デリバティブ、レバレッジ |
最大レバレッジ | 125倍 |
スマホアプリ | あり |
日本語対応 | あり |
取り扱いコイン数 | 700種類以上 |
MEXC(MXC)は、2018年にシンガポールに設立された海外仮想通貨取引所です。MEXCもGate.ioと同様に取扱銘柄が多く700種類以上。また、上場するタイミングもGate.ioのように早く、今後の値上がりを期待して上場直後に仮想通貨を購入する方も多いのが特徴です。
また、ローンチプールやステーキングなど現物取引やレバレッジ取引以外にも、資産を増やすことのできるサービスが充実しています。
さらに海外仮想通貨取引所の中で、最近最も勢いのあるBybitと提携しており、BybitとMEXCで同時にローンチパッドを開催したりしています。今後益々このようなコラボが開催されると思うので、まだMEXCに登録していない方は、早めに登録しておくことをおすすめします。
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これもう見た?MEXC(MXC)の安全性と評判は?4つの長所と2つの短所を解説
これもう見た?MEXC(MXC)の口座開設から本人確認、2段階認証まで図解で徹底解説!
まとめ
この記事では、Arweave(アーウィーブ)、仮想通貨ARについて特徴や将来性、メリット・デメリットを詳しく解説しました。
ブロックチェーンを使用したストレージサービスは、先に誕生したサービスが大きく飛躍しており、2022年時点ではレッドオーシャンの様相を呈している状況です。
そんな業界に、さまざまな問題点を解決したArweaveがどこまで戦えるのか、「良い物=必ず売れる物」ではないのがこの世の中の面白いところでもあり、難しいところでもあります。
戦いはまだまだ始まったばかりです。Arweaveの今後の飛躍に期待しましょう。
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