- Stable.fishはステーブルコインに特化した様々なDeFiを分析できるアグリゲーター
- Stable.fishの特徴や使い方を完全解説
- 筆者がおすすめする便利な使い方も合わせて紹介
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目次
Stable.fish(ステーブルフィッシュ)とは
Stable.fish(ステーブルフィッシュ)はステーブルコインに特化した複数のチェーンや様々なDeFiを分析できる人気のDeFiアグリゲーターです。実際の利益にもとづき、正確なプロトコルのデータを収集することに注力しています。
Stable.fishは2023年5月1日時点でTVL(Total value locked)が100万ドルを超えるプールが類似したアグリゲーターよりもデータの収集が行われています。
複数のブロックチェーンに対応しておりプール別、プロトコル別、チェーン別、ジャンル別などに分けて表示ができます。
これもう見た?分散型金融DeFi(ディーファイ)とは?初心者にもわかりやすく解説します。
Stable.fishの使い方
Stable.Fishの使い方を解説します。
まずStable.Fish公式サイト(https://stable.fish/)にアクセスします。
Pools
Poolsは公式ホームページにアクセスしたときに表示される画面です。
この画面では、以下の内容が確認できます。
Poolsで確認できること
- プールの種類
- チェーンの種類
- 過去1週間の年間利回り
- 過去1週間の利益率
- TVL
- 1週間のTVLの変化率
- ガス代
それぞれ各Poolsの内容をクリックすることで詳細を確認できます。
詳細については、過去の推移が確認できます。確認できる推移については、以下の通りになります。
Stable.fishで確認できる過去の推移
- 利益
- 年間利回り
- トークンの価格
- 流動性プールの割合
- 得られるトークンの価格
- ガス代
Stable.fishで確認できることの詳細
試しにAerodomeのDOLA/USDbCを選択してみましょう。
STEP
プールを選択すると下記のような実際の年間利回り、TVL、預け入れるトークン、稼げるトークンを確認できます。
STEP
下にスクロールしていくと、10,000ドルを投資していた場合の過去1か月間の利益を確認できます。
STEP
さらに下へスクロールしていくと、過去1か月間の日々の年間利回りの変動推移を確認できます。
STEP
さらに下へスクロールすると、報酬として得られるトークンの1か月間の価格推移や10,000ドル投資していた場合の1か月間の得られる報酬のトークン総量も確認できます。
STEP
一番下までスクロールすると、選択しているプールに投資しようとした場合のガス代や必要なトランザクションが分かります。
EthPools
EthPoolsを選択すると、ETHが関係するプールのみが抜粋されます。
それぞれ確認できる内容については、「Pools」で解説した内容と同じなので割愛します。
Protocols
「Protocols」を選択すると、各プロトコルの情報を確認できます。
「Protocols」で確認できることは、以下の内容です。
Protocolsで確認できること
- チェーンの種類
- プールの数
- 預けられるコインの数
- 平均利回り
- TVL
Stablecoins
「Stablecoins」では、各ステーブルコインの情報を確認できます。
「Stablecoins」で確認できることは、以下の内容です。
Stablecoinsで確認できること
- 通貨単位
- デペグしているかどうか
- 通貨単位とのペグの乖離率
- 通貨の価格
- 時価総額
- 採用されているプール数
ステーブルコインは時価総額の大きさが信頼性に繋がります。発行枚数も多く、時価総額の高い「USDT」、「USDC」、「DAI」といったメジャーなコインを選択するようにしましょう。
Chains
「Chains」では、各チェーンの情報を確認できます。
「Chains」で確認できることは、以下の内容です。
Chainsで確認できること
- プロトコルの数
- プールの数
- 預けられるトークンの種類
- TVL
- 平均ガス代
TVLが高く、ガス代がなるべく安いチェーンを選ぶようにすると効率的です。
Simulator
「Pools」などの画面で「☆」を選択したプールの利益をシミュレーションすることができます。
「Start Date」、「Initial Asset」を入力することで預け入れたプールでの実際の利益をシミュレーションできます。
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Stable.fishの便利なソート機能
Stable.fishには便利なソート機能もあり、預け入れるプールを厳選することができます。
Stable.fishで利用できるソート機能
- TVLやエアドロップなど
- チェーンの種類
- 通貨の種類
- プロトコルの種類
TVLやエアドロップなど
エアドロップの可能性のあるプロトコルやTVLが100万ドル以上・以下、シングルトークンのものを抜粋できます。
とくにTVLはそのプールの信頼性を示すデータにもなるので、100万ドル以上のプールをソートする機能はおすすめです。
チェーンの種類
チェーンごとのプールを抜粋することもできます。
自身が利用しているチェーンに応じて使用しましょう。
通貨の種類
通貨ごとのプールを抜粋できます。
USDTやUSDCが流通量も多く、TVLが多い傾向にあります。安心のおける通貨を選択するためにもぜひ活用しましょう。
プロトコルの種類
プロトコルの種類の種類ごとに抜粋できます。選べるプロトコルの種類は、「Saving」、「Liqudity Pool」、「Vault」、「Leverage」の4種類です。レバレッジはリスクが高いので、慣れないうちはレバレッジ以外を選択しましょう。
Stable.fishのおすすめの使い方
Stable.fishのおすすめの使い方を紹介します。
おすすめのプールは以下のようなプールです。
- 安全性が高い=TVLが高い、メジャーなコイン
- ガス代が安い=レイヤー2
- 年間利回りが高い=年間利回り10%以上
おすすめのプールを検索するためには、「Pools」の画面で次のように操作を行います。
- TVL≧$1M
- レイヤー2のチェーン(Base、Linea、zkSyncERA、Arbitrum、Optimism)
- コインをMajor
- TVLを高い順にソート
2023年11月時点でおすすめの状態にあるようなプールは「GainsーDAI」です。おすすめの状態にあるようなプールは検索するたびに異なる可能性もあります。実際に投資する際には自分でも検索してみましょう。
Stable.fishに関するよくある質問(Q&A)
Stable.Fishのデータはどのくらい正確なのでしょうか?
Stable.Fishのチームは過去の収益を調査するのに、実際に投資して確認されています。
実際の投資結果ですので、過去の蓄積データとして信用がおけます。
Stable.Fishのデータはどのくらいの頻度で更新されるのですか?
Stable.Fishは、リアルタイムデータを提供する信頼できるDeFi市場データのアグリゲーターです。
そのため、日々データは更新され、新しい情報が入るとアップデートされ、かつ統合されます
まとめ
今回はDeFiアグリゲーターのStable.fishについて解説しました。
今回の内容を簡単にまとめると
- Stable.Fishはステーブルコインに特化した複数チェーンの様々なDeFiを分析できるツール
- 利益に関わる情報の過去の推移を確認できる
- 過去の推移からの利益のシミュレーションができる
- トークン未発行のプロジェクトを抜粋することでエアドロップの可能性を調査できる
ステーブルコインは名前の通り、価格変動の少ないコインです。安定した利益をあげていくためにはステーブルコインの運用先は重要になります。ステーブルコインの投資先を調査するのに、Stable.fishは最適です。
年間利回りだけでなく、TVLごとに抜粋できたりとよりよい投資先を選ぶための情報を集めることができます。Stable.fishを活用することで、あなたもより安定して高い利益を得られることになるでしょう。
参考文献
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