- FXにおけるDD方式とは一言で言えば『呑み取引』
- 逆にNDD取引とは『インターバンク直結取引』のこと
- 大雑把に分けるとDD方式はトレーダーの利益=FX会社の損失、NDD方式はトレーダーの利益≒FX会社の利益
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目次
FXのDD方式とNDD方式の違いとは?簡単に分かりやすく解説
普段私たちがFXトレードをする場合、いずれかのFX業者を使って注文を出します。そして、トレーダーから注文を受けたFX業者はそれぞれ注文を処理するのですが、この処理方法がFX業者によって大きく分けて二つの方法で注文を処理しています。
その二つの方法がDD方式とNDD方式なのです。
これらの方式にはそれぞれ特徴があり、トレーダーの利益にも直結するほど重要なことですので、深く掘り下げてみたいと思います。
指定した価格できちんと注文が成立すればどっちでも良いのでは?と思った方もいるかもしれませんが、そもそも約定しないこともありますし、約定しても大きなスリッページが発生したらやはり取れる利益も取れなくなってしまいます。
スリッページとは?
注文した価格と実際に約定した価格差のことです。これが大きくなれば利益が損失に変わることだってあります。スリッページが発生し難いのはトレードで勝つためには大事な条件なのです。
約定とは?
出した注文が成立することを約定といいます。一度約定した取引は取り消すことができません。しかしそもそも約定しなければ利益も損失も絵に描いた餅なのです。
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DD方式とは?詳しく解説
DD方式のDDとはDealing Desk(ディーリングデスク)の頭文字を取った略称で、『相対取引』や『呑み取引』とも言います。
投資家かFX業者、どちらかが必ず損をするDD方式
DD方式とは要するに投資家とFX業者の勝負で、DD方式のFX業者はトレーダーから出た買い注文は自社で所有している通貨をトレーダーに売り、トレーダーから売り注文が出た場合は自社で買います。そのため、両者の利益は相反します。
- 投資家の損失=FX業者の利益
- 投資家の利益=FX業者の損失
となり、両者が儲かるという事はあり得ません。
DD方式のFX業者が倒産しない理由
また、投資家が勝ち続けたらDD方式のFX業者は倒産してしまうため、そうならないような対策を施しています。
その対策の一つとして、ディーラーを配置し、FX業者が負けそうな注文はカバー(インターバンクや他のFXブローカーへ投げる)したり、いろいろなトレーダーの注文を相殺したりしてFX業者が不利益を被らないようにしています。
更には、レート自体もFX業者が自由に決定(ある程度市場価格には倣います)するため、DD方式は投資家には不利な方式と、世間一般では言われています。
DD方式はスプレッドは非常に狭い
DD方式を採用しているFX業者は、取引手数料で必ずしも利益をあげる必要性が無いため、実質的な手数料とも言われるスプレッドは非常に狭く、この点ではトレーダーに有利です。
スプレッドとは?
市場における通貨を売る時の『売値(BID)』と通貨を買う時の『買値(ASK』の差です。
例えば、買値(BID)が1ドル100円だったとしても、売値(ASK)は1ドル99円50銭というように、買値より低い値段に設定されています。この価格差(スプレッド)がFX業者の利益になります
トレーダーの注文を相殺するマリー方式
通常、DD方式を採用している業者では、トレーダーから注文が入ってもインターバンク(市場)へ注文を流さず、他のトレーダーとの注文を相殺させます。(マリー方式)
例えば、Xさんが売りの注文を120円の指値で出していたとします。
そこに偶然Yさんが買いの注文を120円の指値で出していた場合、FX業者は自社内で注文同士を相殺させて手数料を節約します。
ただしこれはトレーダーにとってデメリットではなく、こういった節約を行うことによってその分スプレッドを狭くし、トレーダーにとってはトレードに掛かる費用を抑えることができます。
こうした『スプレッドが極端に狭い』のはDD方式を採用しているFX業者の大きな特徴で、なおかつ大きなメリットであります。
度々話題になる不透明性
DD方式にはスプレッドが狭くなるメリットがある反面、度々その不透明性がデメリットとして話題になります。
トレーダーからの注文をいったいどうやって処理しているのかは、そのFX業者しか知りえないことなのです。
DD方式を採用しているFX業者を使ってトレードするということは、FX業者が独自に決めたレートでトレードしているのであり、その注文を受けるか受けないかもそのFX業者のさじ加減一つであるということだけは頭に入れておきましょう。
また、「ストップ狩り」と呼ばれる禁じ手を使う業者も居たとか居ないとか・・・
ストップ狩りとは?
ストップ狩りとは?
レート(価格)を自由に決められるFX業者が、トレーダーが予め出しておいた損切り注文(ロスカット注文)をレートをわざと一瞬だけずらしてそのロスカット注文を約定させるという悪質極まりない行為です。
また、レートを自由に決められるため、通常の注文をわざと約定させずにトレーダーに不利なレートで約定させたり、そもそものFX業者が不利になるような注文は約定させなかったり(これをリクオートと言います)、ひどい時は取引のシステム自体をストップさせたりと、その気になればやりたい放題なのです。
DD方式についてのまとめ
ここまでDD方式について説明してきました。ただ、どうしてもその性質上、トレーダーにとってメリットよりデメリットの方が目立ったかもしれません。簡単にまとめてみました。
- DD方式は相対取引や呑み取引とも呼ばれ、トレーダーの注文がFX業者の内部で完結する
- DD方式はトレーダーの損失=FX業者の利益である
- DD方式は非常に透明性が低い
- DD方式は時として約定力が非常に低くなることがあり、スリッページやリクオートは起こりやすい
- DD方式を採用しているFX業者は、スプレッドがNDD方式より狭い傾向にある
DD方式を採用しているFX業者では、内部で一体どんな事が行われているのかは一介のトレーダーからは知る由もありません。どこかで不正をされてもトレーダーは不正をされたことすら気づかないでトレードを続けている可能性すらあります。
FX業者もビジネスであり、あまり露骨に不正なことを行うと、SNS全盛の昨今、悪い噂はすぐに広まり、途端に顧客を失ってしまうことでしょう。
大事なのは、DD方式を採用しているFX業者の場合、やろうと思えばいつでも不正を行えますが、あえてやらないFX業者、信頼できるFX業者を選ぶことです。そういったFX業者を見つけることができたならば、後述するNDD方式では絶対に実現できないような極端に狭いスプレッドでトレーダーは大きな利益を掴めるかもしれません。
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NDD方式とは?詳しく解説
NDD方式とは、No Dealing Desk(ノー・ディーリング・デスク)方式の頭文字を取った略称で、インターバンク市場の金融機関と直接に取引することで、『インターバンク直結方式』とも呼ばれます。
インターバンク市場で複数の金融機関が提示するレートのうち、注文を出した時点でトレーダーに最も有利なレートで約定されます。
海外FX業者はほとんどがNDD方式
先述したDD方式は国内FX業者のほとんどが採用しているのに対し、NDD方式は海外FX業者のほとんどが採用しています。
NDD方式ではトレーダーからの注文を全てインターバンク市場に流し、その取引による手数料やスプレッドによってFX業者は利益を取ります。なのでDD方式と違ってトレーダーの損失=FX業者の利益とはならず、逆にトレーダーが利益を出す事によって更に取引を行ってくれれば手数料が増えるため、トレーダーの利益≒FX業者の利益となるのです。
また、レートもインターバンク市場のレートをそのままトレーダーに対して提示するため、一銭でも安く買って一銭でも高く売りたい場合はNDD方式のFX業者を選ぶと良いでしょう。
NDD方式は非常に透明性が高く、更には公平性も担保されているため、トレーダーは安心してトレードを行えます。
NDD方式ではスリッページやリクオートが非常に起こりにくい
NDD方式のFX業者であれば、取引が成立する度にFX業者に手数料が入ってくるため、リクオート(約定拒否)を行う必要が全くありません。
また、インターバンク市場のレートを直接提示しているため、よほどトレードに参加する人が少ない時間や重要な経済指標発表直後の混乱等が無い限り、スリッページもほぼ起こりません。
NDD方式を採用しているFX業者の場合、ボーナスが豊富な傾向にある
NDD方式を採用しているFX業者は、顧客に少しでも多くの取引を行ってもらうために様々なボーナスを用意している業者が多いです。
口座を開設するだけで取引に使える証拠金が貰える「口座開設ボーナス」や、口座に入金した金額の○○%が証拠金として追加される「○○%入金ボーナス」、国内FX業者は規制で25倍までしかかけられないレバレッジを、海外FX業者は100倍200倍当たり前、中には1000倍以上の高レバレッジを使用できる業者まであります。
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追証無しのゼロカットシステムの恩恵
追証とは?
証拠金(資本金)以上の損失が出た際に、その分追加で支払うことです。追証を支払わないと、基本的には次の取引が行えなくなります。簡単にいうと借金と同じです。
多くの国内FX業者は所有しているポジションで損失が出た場合、追加で追証を支払わなければなりません。平たくいうと追証が必要な業者でトレードを行うと、自分が入金した金額以上に損失が出る可能性があり、損失が借金として残ってしまうリスクがあるのです。
稀にネットで「FXで負けて○○万円の借金を背負ってしまった・・・」等の書き込みを見ることがありますが、これは国内FX業者を利用していた方がほとんどです。
しかし、海外FX業者の多くは、『追証無しのロスカットシステム』を採用しており、自分が保有するポジションに損失が出ても、0以下になることは無く、仮にマイナスが出てもFX業者が負担してくれるため、投資金額以上の損失は出ません。これは海外FX業者ならではの大きなメリットと言えます。
NDD方式のスプレッドはDD方式より広い
NDD方式の唯一といっていい泣き所が『スプレッドがDD方式より広い』ことです。
通常、NDD方式を採用しているFX業者は、トレーダーの実質的な手数料であるスプレッドや取引手数料によって経営が賄われているため、スプレッドが狭すぎてしまうと経営が成り立たないのです。
反対にDD方式を採用しているFX業者では、取引手数料で利益を出す必要が無く、トレーダーの損失がそのまま利益となるため、スプレッドは狭くできるのです。
この『スプレッドがDD方式より広い』のがNDD方式唯一の泣き所ですね。
スプレッドが広いと、一回の取引コストが大きくなってしまうため、トレーダーにとってはデメリットでしょう。
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NDD方式についてまとめ
ここまでNDD方式について解説してきました。簡単にまとめましたのでご覧ください。
NDD方式まとめ
- NDD方式はインターバンク直結方式とも呼ばれ、トレーダーの注文がインターバンク市場に直接流される
- NDD方式はトレーダーの利益≒FX業者の利益である
- NDD方式は非常に透明性が高い
- NDD方式は約定力が非常に高く、スリッページやリクオートは起こりにくい(例外アリ)
- NDD方式を採用しているFX業者は顧客に有利なツールや豊富なボーナスを積極的に配っている
- NDD方式を採用しているFX業者は、スプレッドがDD方式より広い傾向にある
世間一般的にはDD方式よりNDD方式の方がトレーダーにとって有利と言われる反面、スプレッドはDD方式よりやや広く、取引コストは大きくなる傾向にあります。
NDD方式を採用している海外FX業者は非常に豊富なボーナスやキャンペーンを用意している海外FX業者も多く、最初は一円も入金せずとも大きなレバレッジをかけてとても効率の良いトレードを行うことができる海外FX業者が多いです。
ただし、海外FX業者は国内FX業者と違って日本の金融庁の厳しい規制内にありませんので、信頼できない怪しい海外FX業者も確かに存在するのです。
大事なのは、信頼できる優良な海外FX業者を見つけることです。
以下は、信頼できる海外FX業者を紹介していますので参考いただければ幸いです。
元手が0円でも豊富なボーナスと高レバレッジで大きな利益を掴むことだって不可能ではありません。一度ボーナスだけでも享受してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
この記事では、DD方式とNDD方式のそれぞれの特徴等を解説してきました。
どうしても『DD方式=あまり良くない』といったイメージが先行しがちですが、DD方式のメリットである非常に狭いスプレッドをしっかり活用すれば十分に利益をあげるチャンスはあります。むしろ取引回数が多くなればなるほどNDD方式との取引コストの差が顕著に現れてくると思います。
また、DD方式だからといって100%顧客の注文を呑んでいるかといえば、恐らく違います。顧客が勝ちそうな注文(FX業者が負けそうな注文)はインターバンク市場に流し、しっかりカバー取引しているはずです。
更にはDD方式=顧客が100%負けるといった訳ではなく、実際に国内FX業者を使って年間数百万円以上の利益をあげているトレーダーを何人も知っています。
大事なことは、DD方式を採用しているFX業者が内部で何を行っているかはわからずとも、実際に目に見える悪徳な業者は稀であるということを理解して、SNSでもしっかり情報収集し、自分にあった信頼できるFX業者を見つけることだと思います。これは海外FX業者でも同じことが言えると思います。
では結論としてDD方式とNDD方式どっちが良いの?聞かれればそれでも私は迷わずNDD方式と答えます。しかしNDD方式を謳いながら実はDD方式だというFX業者も存在しますし、DD方式であっても顧客の利益になるようなサービス等を行ってくれるFX業者も存在します。
リスクヘッジとして国内FX業者と海外FX業者の両方で口座を開設し、両方のメリットを最大限享受すれば勝利はおのずと見えてきます。
ただし、国内FX業者の場合はレバレッジをかけないようにしましょう。トレードにはリスクは付き物です。
追証がある国内FX業者でレバレッジは万が一を考えると非常に怖い物です。その点、海外FX業者であれば借金を背負うリスクは無いので、レバレッジを目一杯かけても口座の残高がマイナスになることはありません。
戦況を見極め、皆さんがより大きな利益をあげることを祈りつつ筆を置きます。
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