米国議会上院議員、ステーブルコインの規制枠組みとなる法案を提出

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アルゴリズム型ステーブルコインを禁止

米国のカーステン・ギリブランド上院議員とシンシア・ルミス上院議員は17日、包括的なステーブルコインの規制枠組みを定める法案を提出したと発表した。

私は@SenLummisに参加して、支払いステーブルコイン法案を導入できることを誇りに思います。 ステーブルコインの規制枠組みを可決することは、消費者を保護し、責任あるイノベーションを促進し、マネーロンダリングや違法な金融を取り締まるために極めて重要です。

発表によると、パウエル米連邦準備制度理事官(FRB)議長、イエレン財務長官など米国の金融規制を主導する高官たちは最近、議会に対してステーブルコインを規制するよう求めている。

そうした要望を踏まえ今回提出された法案はFRB、米国財務省、米国国家経済会議、ニューヨーク州金融サービス局、ワイオミング州金融局、連邦預金保険公社による技術支援を受けて作成された。

提出された法案は徹底した消費者保護を追求しており、まずステーブルコイン発行企業に対し、発行したステーブルコインが現金および現金同等物によって完全に裏付けることを義務付け、「DAI」や「Ethena」といったアルゴリズム型のステーブルコインを禁止している。

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またステーブルコイン発行企業が破産した場合、連邦預金保険公社(FDIC)が管財人となって解決できることも定めている。

日本、シンガポール、香港、UAEなど協調し、マネーロンダリング防止と制裁規則の遵守を義務付けることも明記された。

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ギリブランド上院議員は、発表の中で次のように述べた。

「ステーブルコインの規制枠組みを可決することは、米ドルの優位性を維持し、責任あるイノベーションを促進し、消費者を保護し、マネーロンダリングや違法金融を取り締まるために極めて重要です」

「1対1の準備を義務付け、アルゴリズムによるステーブルコインを禁止し、ステーブルコイン発行会社に米国のマネーロンダリング防止と制裁規則の遵守を義務付けることで、消費者を保護している。可能な限り強力な法案を起草するために、私たちの事務所は関連する連邦および州当局と緊密に連携しており、この法案が上院と下院で必要な支持を獲得できると確信しています。」

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