- MetaMask(メタマスク)の手数料(ガス代)について、相場や確かめ方がわかる
- 手数料(ガス代)を見る方法がわかる
- 手数料(ガス代)を節約する方法がわかる
メタマスクを使うには、仮想通貨取引所の口座開設が必要です。こちらの記事ではメタマスクとの連携で使いやすく、お得な取引所を紹介しているので参考にしてください。
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「MetaMask(メタマスク)の手数料(ガス代)が高い」ってどういうこと?

ウォレット名 | MetaMask(メタマスク) |
ウォレットの種類 | ホットウォレット |
取り扱いチェーン | イーサリアム、アバランチ、BSCなど |
手数料 | ガス代(利用状況により変わる) |
主な利用目的 | NFT購入や仮想通貨送金 |
公式HP | https://metamask.io/ |
MetaMask(メタマスク)を利用して資産の取引を行うとガス代とよばれる手数料がかかりますが、この手数料は正しい知識を身につけることで少なくすることができます。
つまり、「MetaMask(メタマスク)の手数料は高い」と言うのは半分正解で半分間違っています。「何も知らないと、MetaMask(メタマスク)の利用に余分な手数料を払ってしまう」と言った方が正しいでしょう。
余分な手数料を払わずにMetaMask(メタマスク)を利用する方法を解説するために、まずはMetaMask(メタマスク)について以下の内容を解説します。
- MetaMask(メタマスク)とは?
- MetaMask(メタマスク)の安全性は問題ない?
- MetaMask(メタマスク)はNFTの購入に必要
- MetaMask(メタマスク)の手数料
ここ記事を読めばメタマスクを「さらに効率よく使う方法」がわかるので、仮想通貨取引の幅を広げたい方は必見ですよ。
なお、メタマスクについてはこちらの記事でも解説しているので併せて読んでみてください。
これもう見たMetaMask(メタマスク)の使い方|登録方法から入金、送金方法まで解説
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MetaMask(メタマスク)とは?

MetaMask(メタマスク)は「ウォレット」と呼ばれるWeb上のお財布です。無料で作成ができ、仮想通貨やNFTの保管、購入、送金などの取引が可能になります。MetaMask(メタマスク)は世界中で使用されており、利用者は日々増加しており、月間のアクティブユーザー数は3000万を超えています。ブラウザの拡張機能やスマホアプリを使用することで取引が可能です。
MetaMask(メタマスク)の安全性は問題ない?

MetaMask(メタマスク)はWeb上の様々なプラットフォームに接続して使用するため安全とは言い切れません。利用の際にはハッキング等の被害にあわないよう注意が必要です。
SNSのDMや偽アカウントの紹介リンクで詐欺サイトに接続してしまうと、MetaMask(メタマスク)に入っている資産を盗まれてしまいます。

DMやあやしいアカウントの紹介リンク、ウォレットに送られてきた身に覚えのない謎のNFTは触らないように注意しましょう。
また、「シードフレーズ」は誰にも教えてはいけません。シードフレーズは銀行の暗証番号のようなもので、教えてしまうとMetaMask(メタマスク)の中の資産が全て盗まれてしまいます。
「シードフレーズを教えて」は全て詐欺です。安全に資産を保管することだけを目的とするなら、オフラインのコールドウォレットを使用する手もあります。オンラインで使用するMetaMask(メタマスク)のようなホットウォレットに対し、コールドウォレットは外部からハッキングをされるリスクはありません。
MetaMask(メタマスク)はNFTの購入に必要


NFTを購入するにはMetaMask(メタマスク)をはじめとするホットウォレットが必要です。NFTが売買されているOpenSea(※以下にて解説)を利用する際、ウォレットの接続が必要になるからです。一般的なECサイトではクレジットカードを登録しアカウントをつくりますが、OpenSeaはウォレットを接続して商品を購入します。
OpenSeaとは
OpenSeaは世界最大のNFTマーケットプレイスで、AmazonのNFT版という感じです。世界のセレブが買っているような有名作品から無名クリエイターの商品までたくさんの品ぞろえがあります。基本的にはMetaMask(メタマスク)があれば利用できますが、Coinbase Wallet (コインベースウォレット)、WalletConnect(ウォレットコネクト)などでも利用可能です。
OpenSeaについてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参照してください。
これもう見たOpenSea(オープンシー)の使い方ガイド|出品方法や購入方法、手数料まで徹底解説
MetaMask(メタマスク)の手数料(ガス代)


MetaMask(メタマスク)を利用して仮想通貨などの資産の取引をするとき、ガス代と呼ばれる手数料がかかります。この手数料がなぜ必要なのか疑問に思う方も少なくないでしょう。
その理由は、ブロックチェーンシステムのためです。仮想通貨やNFTはブロックチェーンという技術によって価値が担保されていますが、ガス代によってブロックチェーンシステムが成り立っています。
ブロックチェーン上には様々な暗号化されたデジタルデータが存在し、いつでもだれでも中身を見ることができます。そしてそのデータはマイニングという作業で間違っていないかが確かめられています。
このマイニングにかかる手数料がガス代です。



法定通貨に置き換えると、何かをネット上で購入する場合に銀行振込手数料やクレジットカード使用料などがかかりますよね。これらの手数料の代わりがガス代となります。
ガス代が法定通貨の手数料と違う点は、混雑しているときは高くなってしまったりする点です。そのための、後ほど解説する方法などを使い効率よく取引することがポイントとなります。
MetaMask(メタマスク)の手数料(ガス代)がかかるケース


MetaMask(メタマスク)を利用する際、以下のようなケースで手数料がかかります。
- NFTなどをメタマスクへ送るとき
- 仮想通貨をメタマスクへ送金するとき
- メタマスクから仮想通貨を出金するとき
- ガス代以外にかかる手数料
以下で詳しく解説するので、手数料を抑えるための基礎知識として読み進めてみて下さい。
NFTなどをメタマスクへ送るとき


メタマスクは仮想通貨だけでなく、今流行りのNFTも保管することができます。このNFTを購入するときや他のウォレットに送るときにはガス代がかかります。ガス代は時間帯によって金額が異なるので注意が必要です。
ガス代は深夜3時頃や日曜月曜の早朝の取引量が最も少ないと言われますが、時と場合により都度変動します。そのため、購入したNFTなどを自分の保管用ウォレットに移動するときなどは、ガス代が安い時間帯に移動することがポイントとなります。



ちなみにガス代はETH Gas Stationなどを利用すれば相場を調べることができます。
ETH Gas Stationの見方やアクセス方法は後ほど解説します。
仮想通貨をメタマスクへ送金するとき


仮想通貨送金もNFT取引と同じようにガス代がかかります。時間帯にもよりますが、手数料は0.001〜0.005ETH(イーサ)ほど、日本円にすると200〜1000円くらいです。
仮想通貨送金の際のガス代は送金料に関わらず時間帯などで変動するものなので、少額の送金では手数料の割合が高くなってしまう場合があります。そのため、メタマスクへの送金はまとめて送るのがコツと言えます。
初めての送金先へ送金する際はアドレス入力ミスによる誤送信を防ぐため「少額でテスト送金をする」ことを本サイトではおすすめしています。
この際もガス代がかかってしまいますが、間違ったアドレスに大きな資金を送って資金を失うよりもずっとマシです。くれぐれもガス代がもったいないからとテスト送金をしないだけは絶対にしないでくださいね。
メタマスクから仮想通貨を出金するとき


仮想通貨を出金するときも0.001〜0.005ETH(約200〜1,000円)のガス代が必要です。メタマスクから仮想通貨を出金し、日本円に替えたいときは以下の手順が必要となります。
- メタマスクから仮想通貨を取引所の口座に送る
- 取引所で仮想通貨を売却する
- 日本円を出金する(国内取引所へ直接送金した場合利用の場合)
ガス代が必要になるには①のタイミングです。この時も0.001〜0.005ETH(約200〜1,000円)のガス代が必要です。そのため出金の際も手数料を考慮した出金計画を立てる必要があります。
ガス代以外にかかる手数料


メタマスクへの送金ではガス代の他に取引所でかかる手数料にも注目しなければいけません。例えば先ほど紹介した「メタマスクからの出金手順」の②ではスプレッドや取引手数料、③では出金手数料がかかります。そのため、メタマスクなど外部ウォレットを使用する際は、自分が使いやすく手数料の安い取引所を使うことが大事となります。
使いやすさと手数料の安さを兼ね備えた国内取引所を選ぶ場合、本サイトでは以下の3社をおすすめしています。
コインチェック:
非常に使いやすいプラットフォームが特徴の国内大手の取引所、手数料などは若干高めだが仮想通貨初心者が仮想通貨取引に慣れるには最適。
これもう見たコインチェックの始め方総まとめ!口座開設から使い方まで徹底解説!
GMOコイン:
GMOコインの特徴は各種手数料が非常に安いもしくは無料な点です。取扱い通貨も国内では多いので、海外仮想通貨取引所への送金で手数料をとにかく安くしたい方にはおすすめの取引所となります。
この3社は海外仮想通貨取引所との連携もしやすいため、ぜひこの機会に口座開設を検討してみてください。
MetaMask(メタマスク)の送金(出金)手数料(ガス代)の確認方法


「取引のたびにガス代がかかっている」「時間帯によってガス代が変動している」と言われると、一体どれだけのガス代が発生している?という疑問が湧いてきます。
このようなときは次の方法でMetaMask(メタマスク)のガス代を確認することができます。
- トランザクション画面
- ETH Gas Station(イーサガスステーション)
- Etherscan(イーサスキャン)
それぞれの確認方法を詳しく以下で解説していきます。
トランザクション画面で確認


この画像はOpenSeaでMetaMask(メタマスク)を接続してNFTを購入するときのトランザクション画面です。
トランザクションとは「処理」や「売買」という意味で、仮想通貨やNFTの購入や送信の手続きをした際にこのような確認画面が表示されます、赤枠の部分がガス代の見積もりです。
このガス代の見積もりはメタマスクからの提案で、操作性や確実な取引を考慮して自動で設定されるものです。実際にこの金額がかかるかどうかはわかりませんが、一つの目安になります。
この通りにガス代を支払えば取引の失敗等はほぼないという金額なので、この見積もり表示以上のガス代は基本的には必要ありません。
ETH Gas Station(イーサガスステーション)を確認


ETH Gas Station(イーサガスステーション)はリアルタイムで必要なガス代を調べることができるサイトです。
ETH Gas Stationでは市場全体の混み具合からガス代の目安が記されています。


添付画像のようにETH Gas Station(イーサガスステーション)で紹介されているガス代単価は3種類あり、それぞれ以下のように区分されます。
- FAST:急ぎたいとき
- STANDARD:標準
- SAFE LOW:遅くてもよいとき
確実にトランザクションを成立させたいときはFASTの単価を設定し、急いでいないので手数料を抑えたいというときはSAFE LOWにするなどしてガス代を調整することができます。
ETH Gas Station(イーサガスステーション)は仮想通貨の送金やNFT購入の際、メタマスクから提示されるガス代見積もりより低いガス代を自分で指定したい方には欠かせないツールです。
無料で使用できるので是非一度公式HPをのぞいてみてください。
【ETH Gas Station(イーサガスステーション)公式サイト】
Etherscan(イーサスキャン)を確認


Etherscan(イーサスキャン)では、取引に実際にかかった手数料を調べることができます。
調べ方の手順は非常に簡単で以下のようになります。


Etherscan(イーサスキャン)にアクセスするとこのような画面となるので、画像の赤枠の部分に取引したウォレットのアドレスを入力します。


すると取引の一覧が表示されます。イーサの入金やNFTの購入など、全ての取引履歴がブロックチェーン上に刻まれていることがわかります。
その中から確認したい取引をクリックします。


画面が切り替わり、選んだ取引の詳細画面が表示されるので「Transaction Fee」と書かれた部分を確認します。これが実際にかかった取引手数料を表しています。
ガス代は相対的な手数料となるので1回分だけでは高い安いの判断はできませんが、この情報を集めていけばメタマスクが提案した、あるいは自分が設定したガス代がどれだけ適切だったかがチェックできます。
MetaMask(メタマスク)の送金(出金)手数料(ガス代)を安く抑える方法


ここまで各解説の中でメタマスクの手数料を抑える方法を話してきましたが、まとめると以下の3点が有効な方法となります。
- 取引が少ない時間帯に行う
- 手数料の安い取引所を使う
- 自動の見積もりではなく、自分でガス代を設定する
それぞれの方法の詳細を以下で解説していきます。
取引が少ない時間帯に行う


メタマスクからの仮想通貨の送金やNFTの購入は、なるべく取引が少ない日時を選ぶことが手数料を安くするポイントです。なぜなら、取引が多くネットワークが混雑しているときほどガス代は高くなるためです。
人気NFTのミントなど特別な理由があるときは日時を選べませんが、そうでなければ平日の深夜や早朝が狙い目です。日によっても異なるので、まめにETH Gas Station(イーサガスステーション)で相場をチェックして価格帯の目安を把握すると判断も早くなります。
手数料の安い取引所を使う


先ほど「ガス代以外にかかる手数料」で話したように、取引所からの送金手数料やスワップ手数料なども考慮することが必要です。紹介した国内取引所だけでなく、海外取引所でDEXやDiFiで使用する仮想通貨を購入、送金する際も手数料を考慮する必要があるでしょう。ただし、取引所を決める際は手数料だけでなく自分がどのように使いたいかも重要な要素となります。
本サイトでは海外仮想通貨取引所を中心に紹介しているので、ぜひ参考に自分が使いたい取引所を見つけて見てください。
これもう見た海外仮想通貨取引所おすすめランキング!人気10社を徹底比較
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自動の見積もりではなく、自分でガス代を設定する


少し中級者向けの手数料を抑える方法ですが、メタマスクのガス代を自分で設定する方法もあります。メタマスクから提示されるガス代見積もりは、確実なトランザクションを想定しているので高めだからです。ETH Gas Stationを使用すれば1分でチェックできるのでリサーチも簡単。少し調べてガス代を手入力するだけでガス代が節約できます。



ただし、ガス代を安くするとトランザクションの優先順位が下がり、送金時間がかかってしまう欠点があるので、適切なガス代の設定ができるくらいの知識と経験を積んでから本格的に使用するようにしてください。
MetaMask(メタマスク)の手数料(ガス代)に関するよくある質問(Q&A)


- MetaMask(メタマスク)ではイーサリアム以外は取り扱い可能?
-
メタマスクは基本的にイーサリアムチェーンですが、設定をすればチェーンやトークンを追加できます。
これもう見た?メタマスクにネットワークを追加する方法
具体的にはBSC、Polygon(ポリゴン)、Fantom(ファントム)などが追加可能です。
BSCについてはこちらで詳しく解説しているので参考にしてください。
- MetaMask(メタマスク)でSolana(ソラナ)は追加可能?
-
Solanaは追加できません。
イーサリアム同様使われるブロックチェーンとして、Solana(ソラナ)やBTC(ビットコイン)があげられますがこれらのチェーンは追加できません。Solana(ソラナ)を扱うにはPhantom(ファントム)やGlow(グロウ)などのウォレットが必要です。
Solana(ソラナ)を詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しています。
- MetaMask(メタマスク)で送金できないときはどうしたらいい?
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ガス代の設定が低すぎる可能性があります。
ガス代の節約の仕方をご説明しましたが、低く設定し過ぎるとトランザクションが成立せず、送金や購入ができない可能性があります。
トランザクションが成立しないと、ガス代だけ払って取引が成立しないということもあるため低すぎる設定はしないように注意しましょう。
- MetaMask(メタマスク)のブリッジ方法が知りたいです。
-
ブリッジ機能はPCブラウザでのみ利用可能です、やり方としてはメタマスクを開いて「ポートフォリオサイト」アクセスします。すると「Bridge」という項目があるのでクリックするとブリッジできます。
- MetaMask(メタマスク)へのUSDT入金方法が知りたいです。
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まずメタマスクを起動させてウォレットアドレスをコピーします。そして送金元でコピーしたアドレスを貼り付けて送金すればUSDTをメタマスクへ入金できます。
- MetaMask(メタマスク)からUSDTを送金する方法が知りたいです。
-
メタマスクからUSDT含む仮想通貨を送金する方法は下記記事で解説しているのでご覧ください。
これもう見た?メタマスクの使い方完全ガイド
- MetaMask(メタマスク)でイーサリアムを購入する方法が知りたいです。
-
メタマスクには「Swap」という仮想通貨(トークン)を別の仮想通貨(トークン)に交換できる機能があります。その「Swap」機能を利用するとイーサリアムを購入できます。詳しいやり方は下記記事をご覧ください。
これもう見た?メタマスクの使い方完全ガイド
まとめ
MetaMask(メタマスク)の使用にはガス代が必要ですが、ガス代は以下の3つの方法でチェック可能です。
- トランザクション画面
- ETH Gas Station(イーサガスステーション)
- Etherscan(イーサスキャン)
余計な手数料を払わないための方法は次の3つです。
- 取引が少ない時間帯に行う
- 手数料の安い取引所を使う
- 自動の見積もりではなく、自分でガス代を設定する
最低限の手数料でメタマスクをサクサク使うことができれば安心して仮想通貨やNFTの取引ができます。余計な出費も減るため資産も増えやすいですよね。
ぜひこの記事を参考にメタマスクの手数料を理解し、効率よくメタマスクを使いこなしWeb3の世界を楽しみましょう。
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