仮想通貨AAVE(アーベ)とは?

仮想通貨AAVE(アーベ)とは、DeFi銘柄の一つで、分散型取引所(DEX)と呼ばれる新しい形態の取引所のAaveで発行されるガバナンストークントークンです。
DEXであるAaveは「フラッシュローン」や「信用委託」という珍しいサービスを提供しています。DeFi銘柄でも最近特に注目を浴びている取引所です。
2021年5月時点でAaveのプールに入っている仮想通貨の総額は日本円でゆうに1,000億円を超えており、DeFiのレンディングサービスの中では取扱総額で現在2位になっています。
現在、前身のトークンであるLENDから移行が行われており、仮想通貨LENDを保有している人は仮想通貨AAVEへ移行できます。
分散型取引所Aaveの特徴

Aaveは今話題のDeFi(分散型金融)で中央での管理者や管理企業が居ない取引所です。こういった新しい形態の取引所をDEXと総称します。
Aaveはフィンランド語で「お化け・幽霊」という意味で、近年躍進が目覚ましいDeFi銘柄の中でも透明性やオープン性を特に強調した取引所になっています。
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Aaveの前身はETHLend
ETHLendはAaveの前身の取引所として2017年にStani Kulechov氏によって設立され、その後2018年にAaveとなり、ETHLendはAaveの子会社となりました。
2021年現在、ETHLendの運営は停止されており、ETHLendユーザーは既存のローンを完済する機能のみ稼働していますが、こちらも全ユーザーが完済後は停止予定となっています。
Aaveの取扱銘柄は20種類以上
Aaveでは現在、20種類を超える数の仮想通貨銘柄が取引(貸し借り)でき、他のDEXと同じように仮想通貨を保有しているユーザーはAaveに仮想通貨を預け入れることで流動性を提供し、その見返りとして利息とガバナンストークンである仮想通貨AAVEを受け取ることができます。
また、預け入れた仮想通貨を担保として他の仮想通貨を借り入れることも可能です。
Aaveで仮想通貨を借りたい人は、担保として仮想通貨を預けるか、「フラッシュローン」という仕組みを利用して無担保で仮想通貨の借り入れを行います。

フラッシュローンとは?
フラッシュローンとは、ブロックチェーン内の一つのブロックで借り入れと返済を同時に処理するシステムです。フラッシュローンで借り入れを行った際、借り手側は固定金利なのか変動金利なのか選択できるのもユニークなシステムです。
2020年にフラッシュローンのシステムは大幅にアップグレードされ、複数の資産を一つの処理工程で済ませたり、借り入れた資産で清算も行えたりできるようになりました。
更には信用委任(Credit Delegation=クレジットデリゲーション)というサービスも導入され、自分の信用枠をシステムによって貸し出して利息収入を得たり、信用枠を他人から借りてきて仮想通貨の借り入れを行ったりできるようになりました。
システムが強制的に返済や利息の支払いを行うため、貸し手側のリスクはほぼありません。このシステムはリアルな銀行のローンのシステムにも運用が期待されます。
仮想通貨AAVEの将来性は?


仮想通貨AAVEはAaveを利用することによって付与されるガバナンストークンであると説明しました。
付与されたガバナンストークンである仮想通貨AAVEは保有している数量に応じてAaveのアップデートや運営に関わる投票に参加できます。
仮想通貨AAVEは現在、仮想通貨LENDという前身のガバナンストークンから移行を図っており、この移行に関する投票も仮想通貨LENDを保有しているユーザーが投票を行って決定しました。
この移行で100LEND=1AAVEが等しくなるように設計され、仮想通貨AAVEの総発行予定数量は1,600万AAVEで、その内1,300万AAVEが仮想通貨LENDからの移行です。残り300万AAVEはエコシステムの予備として割り当て予定です。
仮想通貨AAVEを保有しているユーザーは、セーフティモジュールと呼ばれる保険システムに自身が保有するAAVEを預け入れることができ、インセンティブを受け取れる代わりにセキュリティを保証する責任を負います。本当の意味で運営に参加できるという点では初心者にはハードルが高いかもしれませんが、金銭以上のメリットを享受できるといっても過言ではないでしょう。
2021年3月、Aaveはデジタル資産のカストディアンTaurusと提携


Aaveは2021年3月、デジタル資産のカストディアンであるTaurusと戦略的提携を発表しました。機関投資家や銀行顧客によるDeFiや仮想通貨需要を見越しての提携です。
カストディアンとは、資産を預かってくれるサービスを提供している企業のことで、株式や金などを預かってくれるJPモーガンなどが有名です。しかし仮想通貨の秘密鍵等を預かってくれるカストディアンはまだまだ少ないため、これから需要が増えるにつれていろいろなサービスを提供する事業者が現れることと思います。
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これにより、Taurusにデジタル資産を預けている顧客はそこから直接Aaveにアクセスし、預入資産による利息やガバナンストークンである仮想通貨AAVEが受け取れることになります。
イギリスのFCA(金融行動監視機構)からライセンスを取得


Aaveは2020年8月にイギリスのFCA(金融行動監視機構)よりライセンスを取得し、既存の仮想通貨取引所を介することなく法定通貨を使用したDeFiプロトコルを利用できるようになるためのシステム構築を急いでいるとのことです。
これにより、イギリス在住のユーザーは口座の開設が簡単にでき、電子マネー機関として法定通貨から仮想通貨へのスムーズなアクセスがAave内だけで完結できるようになります。要するにPayPayやケータイ払いなどで簡単に仮想通貨を購入できるようになるという事です。
数あるDeFi銘柄の中でも、金融ライセンスを取得しているプロジェクトは2021年5月現在、Aaveただ一つです。
あまり仮想通貨へ馴染みの無い人たちや、仮想通貨をよく知らずに敬遠している人たちにはこれがどれほど有効か言う間でもありませんよね。
現在Aaveにはそういった初心者ユーザーも安心して利用できるような環境が着々と作られています。
リアルな資産を取り扱う企業との提携


『Aaveは、市場の安定性やリスクマネジメント、更にはDeFiプロトコルの推進という観点からリアルな資産を取り扱う企業との提携を積極的に模索しています。
また、『RealT』という不動産をトークン化しDeFiエコシステムへの統合を図っているプロジェクトと提携し、Aave内で今後『RealT』の市場が形成されるようになれば、Aaveユーザーは『RealT』の不動産トークンを使用して価格変動の少ないステーブルコインを借り入れることも可能になります。
更には『Tinlake』というプラットフォームでリアルな世界資産市場を追加するかどうかの議論も活発に行われています。
こういった取り組みからもAave、仮想通貨AAVEの未来は明るいと言えるのではないでしょうか。
仮想通貨AAVEの基本スペック


仮想通貨AAVEはDefiレンディングサービスを提供するDEXであるAaveが発行するガバナンストークンで、前身のトークンLENDから移行しているトークンです。仮想通貨AAVEはガバナンストークンでありながら各取引所で売買でき、その将来性から価格が非常に高騰しているのが現状です。
2023年2月現在の価格と時価総額
仮想通貨AAVEの懸念材料


ここまでAave、仮想通貨AAVEのメリットを紹介してきました。では懸念材料は無いのでしょうか。解説します。
仮想通貨バブルとも呼べる昨今の価格


当てはまる仮想通貨AAVEは2020年7月にはまだ日本円で約2円ちょいで買えました。
それが今はどうでしょう。1AAVEが1万円を超える価格になっています。
高騰の理由として、海外大手仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)がAave/LENDの永久先物取引を提供すると発表したことや、イギリスのFCAから金融ライセンスを取得したり、Aaveの資金取扱額が日本円で約1,500億円を突破したことも大きな追い風となりました。
もちろん、この価格にはDeFi銘柄に対する期待や将来性への期待も当然あると思いますが、仮想通貨バブルとも呼べる状況でもあるということを忘れてはいけません。
これは仮想通貨AAVEだけに当てはまる訳ではありませんが、実力以上の価格になってしまっていると懸念する人も居ます。
好材料出尽くし⁉


Aaveは次々に好発表を行ってきました。それが価格の高騰にも繋がっているのですが、今後はどうでしょうか。伸びしろが少ないとみる人も一定数居ます。
しかし筆者はまだそんなことは無いと思います。その理由として前述したカストディアンとの提携やリアル資産を取り扱う企業との積極的な提携を模索というニュースです。
実際に仮想通貨をトレードを一切行わず保有だけしている人は存在します。リアル資産でもそうですね。そういった層にはDeFiのレンディングサービスは非常に魅力的だと感じます。預ける人が増える=そのDEX内で流動背が高まる=借りたいユーザーも増える、という好循環が生まれるのです。この好循環は今後も続くと予想され、仮想通貨AAVEに更なる需要が生まれることと思います。
仮想通貨AAVEはまだ国内で取引できる仮想通貨取引所が無い


仮想通貨AAVEはまだ国内の仮想通貨取引所には上場していません。購入したい場合は海外の取引所に登録するか、Aaveに仮想通貨を預ける必要があります。
しかしこれはまたチャンスでもあると筆者は考えます。海外大手取引所のコインベースや国内取引所のコインチェック等に上場された場合、更なる価格の値上がりが期待できます。
類似したレンディングサービス


Aaveに限らず、DeFiレンディングサービスは利率に違いこそあれど仮想通貨を預けて利息とガバナンストークンを受け取って利益とするというのが大半です。
今後は他の取引所(DEX)とどういった差別化が図られるのか、それが長く利用される取引所になる登竜門となるかもしれませんね。
仮想通貨AAVEのチャート
仮想通貨AAVEは買いなのか?仮想通貨歴6年の筆者が独自見解


仮想通貨が一般的に受け入れられると共に資産運用のポートフィリオにDeFiのDEXを利用するという人や機関投資家が増えてきました。
将来的には更なる需要が見込まれ、分散型取引所であるAaveにも今より多くのユーザーが集まり、そのガバナンストークンである仮想通貨は更なる値上がりが期待できます。
また、仮想通貨AAVEは単純な価格差益を狙うのではなく、長期保有に非常に適したトークンです。長期保有に適している=たくさんの人が急に売りに走って価格の暴落が起こる可能性も低いということが言えます。
そして見逃せないのがAaveを利用した際の利息支払いですね。これは借り手側の話ですが、Aaveは将来的に仮想通貨AAVEで利息を支払った場合、最大50%OFFにする予定だと発表しています。
そうなればAaveで仮想通貨を借りる人が増えれば増えるほど仮想通貨AAVEに対する需要が高まり、仮想通貨の更なる値上がりが期待できます。
仮想通貨AAVEはやはり長期的に見てかなり将来有望である仮想通貨と言えます。
ここはAaveに手持ちの仮想通貨を預けて、是非仮想通貨AAVEを手に入れましょう。
仮想通貨AAVEが購入できる取引所


仮想通貨AAVEは、一部の海外仮想通貨取引所で購入できます。しかし、国内仮想通貨取引所では購入できないのでご注意ください。
AAVEが購入できる海外仮想通貨取引所
- Binance(バイナンス)・・・【当サイト限定】左記リンクより登録すると取引手数料10%OFF
- Bybit(バイビット)・・・【期間限定】最大3,100ドルもらえるキャンペーン開催中
- Gate.io(ゲート)・・・【当サイト限定】左記リンクより登録すると取引手数料20%OFF
- MEXC(MXC)・・・【当サイト限定】左記リンクより登録すると取引手数料10%OFF
- Kucoin(クーコイン)・・・【当サイト限定】左記リンクより登録すると取引手数料20%OFF
- Bitget(ビットゲット)・・・【当サイト限定】左記リンクより登録すると取引手数料10%OFF
中でもGate.io(ゲート)はなんといっても取扱銘柄数が2021年12月現在で900を越え、今まさにこの瞬間にも新しい仮想通貨が続々と上場しています。中にはBINANCEに上場が予定されている銘柄もあり、そういった銘柄は価格の急騰が期待できます。
Binance(バイナンス)
会社名 | Binance Holdings Ltd. |
設立 | 2017年 |
独自トークン | BNB |
取引方法 | 現物、デリバティブ、レバレッジトークン、オプション |
最大レバレッジ | 25倍 |
スマホアプリ | あり |
日本語対応 | あり |
取り扱いコイン数 | 300種類以上 |
Binance(バイナンス)は、ユーザー数、シェア、取引量ともに世界No1の仮想通貨取引所です。日本語にも対応していて、操作も問題なく行えます。
また、取扱銘柄数は300種類以上と、日本の取引所と比較すると比べ物にならない数です。また、現物取引やレバレッジ取引はもちろん、バイナンス独自のレバレッジトークンやオプション取引も行えます。
さらに、ステーキングやセービング、流動性スワップ、ローンチプールといった資産運用サービスを行っており、バイナンスだけで仮想通貨の取引の全てが行えると言っても過言ではありません。
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Bybit(バイビット)
会社名 | Bybit Fintech Limited |
設立 | 2018年 |
独自トークン | なし ※BITをBybitが主体となり資金調達を行なった |
取引方法 | 現物、レバレッジ |
最大レバレッジ | 100倍 |
スマホアプリ | あり |
日本語対応 | あり |
取り扱いコイン数 | 50種類以上 |
Bybitは2018年に設立された仮想通貨取引所で、2020年より現物取引が行えるようになり、今最も勢いのある仮想通貨取引所です。
Bybitの魅力は、最大レバレッジ100倍でダイナミックにレバレッジ取引でき、さらに追証なしという点です。また、最近はすごい勢いで現物取引の銘柄を増やしており、Bybitの経営陣は仮想通貨取引所最大手のBinance(バイナンス)を超えると言っています。
また、ローンチパッドも積極的に開催していて、上場前の仮想通貨を安く購入することができます。
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Gate.io(ゲート)
会社名 | Gate Technology.inc |
設立 | 2013年 |
独自トークン | GT |
取引方法 | 現物 |
最大レバレッジ | なし |
スマホアプリ | あり |
日本語対応 | あり ※問い合わせは英語のみ |
取り扱いコイン数 | 900種類以上 |
Gate.ioは2013年に設立された仮想通貨取引所です。最大の特徴はなんと言っても取扱仮想通貨種類の多さです。2022年10月現在では、900種類以上の仮想通貨を購入、売却することができます。
またGate.ioに上場したあとに、大手取引所のバイナンスに上場するといった仮想通貨も多くあり、バイナンスに上場された仮想通貨は価格が急騰していることが多いです。
なのでGate.ioでまだ知名度の低い仮想通貨を購入し、値上がりを待つのも一つの投資手法だと考えます。
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MEXC(MXC)
会社名 | MEXC Global |
設立 | 2018年 |
独自トークン | MX |
取引方法 | 現物、デリバティブ、レバレッジ |
最大レバレッジ | 125倍 |
スマホアプリ | あり |
日本語対応 | あり |
取り扱いコイン数 | 700種類以上 |
MEXC(MXC)は、2018年にシンガポールに設立された海外仮想通貨取引所です。MEXCもGate.ioと同様に取扱銘柄が多く700種類以上。また、上場するタイミングもGate.ioのように早く、今後の値上がりを期待して上場直後に仮想通貨を購入する方も多いのが特徴です。
また、ローンチプールやステーキングなど現物取引やレバレッジ取引以外にも、資産を増やすことのできるサービスが充実しています。
さらに海外仮想通貨取引所の中で、最近最も勢いのあるBybitと提携しており、BybitとMEXCで同時にローンチパッドを開催したりしています。今後益々このようなコラボが開催されると思うので、まだMEXCに登録していない方は、早めに登録しておくことをおすすめします。
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AAVE関連リンク集
まとめ
ここまでAaveと仮想通貨AAVE、その前身である仮想通貨LENDについて解説しました。
今注目のDeFi銘柄の筆頭としてガバナンストークンである仮想通貨AAVEは大きな値上がりを見せています。
これが実力なのか、はたまたここから更に大きく羽ばたくのか、それとも下落するのか。こればかりは100%の予想なんて不可能ですが、公式の発表や実装されているシステム等を見る限り、将来的に明るいファンダメンタルズが見えていると言えるのではないでしょうか。
ただし、DeFiやDEXはまだまだ新しい形態であり、皆さんが認知していないリスクがこれから表面化しないとも限りません。更には各国の当局の急な規制が入らないとも限りません。AaveはイギリスのFCAの電子マネーに関する金融ライセンスを取得していますが、DeFi自体の金融ライセンスを取得した訳ではありません。
DeFiにはこういった見えないリスクが潜在化していることは認知しておきましょう。そしてそのリスクを超えた先には大きな花の山があることを願って筆を置きたいと思います。
この記事を読んでくれた皆さんに爆益あれ!
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