- 仮想通貨ICP(Dfinity)はDominic Williams(ドミニク・ウィリアムズ)氏によって、現在のGAFAMに支配されたインターネットに新しい風を吹き込むべく創設された
- Dfinityプロジェクトは、Web3.0の世界で、基軸ネットワークとなる可能性があり、多くのプロジェクトが現在進行形で進められている
- Dfinityネットワークでは、ガス代はユーザーが支払う必要が無く、ガス代を支払うのはサービスを提供する側である
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目次
仮想通貨ICP(DFINITY/インターネットコンピューター)とは?
2024年現在、私たちの生活の一部となっているインターネットですが、そこにWeb3.0という概念が加わり更に進化しようとしています。
さまざまな企業が提供するサービスなども、インターネットを活用することで一昔前からは想像もつかないような利便性が手に入りました。
しかしインターネット黎明期、企業がさまざまなオンラインでのサービスを提供しようとした時、全て自前でサーバーなどを用意する必要がありました。サーバーといってもサーバー用のパソコンをポンッと用意するだけではいけません。
熱対策をほどこしたサーバー室であったり、メンテナンス作業やそれを行う人など非常に多くのコスト負担が企業にのしかかっていました。
そこでアメリカの大手IT企業、Amazon(アマゾン)は、そういった企業の負担になるサーバーに関するコスト負担に目を付け、「Amazon Web Services」(アマゾンウェブサービス、通称AWS)というサービスを展開し、世界中の企業から利用されるようになりました。
もちろん、AWS以外にもたくさんのサービスが世界には存在します。そしてそのサービスのほとんどはインターネット上に構築されています。
2023年現在では、企業等が自前のサイトやオンラインでのサービスを展開しようとした時、AWSのようなサービスを利用し、コストの削減や人員の削減等、あらゆる面での効率化を目指しています。コストや人員を企業が削減できた時、本来の業務にリソースを割くことができ、更なる利益を目指すことができます。
ただし、オンラインで効率化が図れているとはいえ、サービスを提供する側はある程度の人員を配置し、適切に管理する必要があります。また、オンラインである以上はセキュリティに関するリスクは必ず付きまといます。
そこでWeb3.0の世界では、そういったものに対してブロックチェーン技術を活用し、サービスを提供する側もほぼ無人でサービスを提供でき、サービスを受ける側もセキュリティ強化や利用料金の低減というメリットを享受しようとしています。
そのサービスのひとつがDfinity(仮想通貨ICP)です。
Dfinityプロジェクト概要
Dfinityプロジェクトは、全世界にあるデータ収集システムを使い、分散型のインターネットコンピューターを作るプロジェクトです。2021年5月に発足しました。
といっても何も難しい話ではありません。
Dfinityプロジェクトは冒頭で述べたAmazon Web Services(AWS)やGoogle Cloud(グーグルクラウド)、Azure(マイクロソフトアジュール)などが行っているサービスを、Web3.0というブロックチェーン技術を活用した新しい世界で実現しようとしています。
またDfinityの活用例として、超有名なスマホアプリ「TikTok」のような「CanCan」やビジネス用のSNS「LinkedIn」の分散型アプリとして「LinkdUp」というアプリが開発されました。
Dfinityは全世界にある中立のデータ収集システムから提供されるリソースを、Internet Computer Protocol=インターネットコンピュータープロトコル(ICP)というシステムで集計し、アプリの提供などを行う分散型のプラットフォーム(インターネットコンピューター)です。
Dfinityプロジェクト開発者
Dfinityプロジェクトの開発は、Dominic Williams(ドミニク・ウィリアムズ)氏によって創設されたDfinity財団によって行われました。
Dfinityプロジェクトは、インターネットの世界がGAFAMというアメリカの特定企業によって支配されている現状を憂い、GAFAMの支配から逃れることを目的として運営されています。
Dfinityプロジェクトに賛同・協力する人の中には、グーグルやマイクロソフトでエンジニアをしていた人達も複数存在し、このプロジェクトの評判はうなぎ上りです。
また、GAFAMのような特定の企業にサービスが集中した場合、過去にはアマゾンが提供するAWSにシステム障害が発生し、銀行送金などに多大な影響が出たこともありました。
特定の企業にサービスが集中しているということは、ユーザーにはメリットもありますが大きなリスクとなることもあるのです。
こういったリスクを減らすために、Dfinityプロジェクトはブロックチェーン技術を大いに活用し、セキュリティ面でもコスト面でも、既存のシステムを大きく凌駕しようとしています。
仮想通貨ICPの「ICP」はInternet Computer Protocol(インターネットコンピュータープロトコル)の頭文字をとったものです。
Internet computer(インターネットコンピューター)とは
Internet computer(インターネットコンピューター)とは、「インターネットの機能を強化したり拡張したもの」であると公式サイト上で述べています。
更に踏み込んで解釈すると、通常のインターネットと変わらない速度で、さまざまなサービスやプラットフォームを無限に作ることができるブロックチェーン技術を活用したもの、と表現できます。
ブロックチェーンはインターネットコンピューターであるとも言え、仮想通貨のイーサリアム(ETH)とよく比較されます。
新しいプログラミング言語「Motoko」の開発
Dfinityプロジェクトにおけるプラットフォームでは、「Motoko」というDfinity財団が開発した全く新しいプログラミング言語が使われています。
Dfinity財団が提供する開発キット「SDK」と「Motoko」を活用することで、ある程度の知識があれば誰でも簡単に、かつ高度なセキュリティを有するプログラムを開発することができるようになりますた。
新しいプログラミング言語と開発キットを提供する中で、既存のプログラミング言語「C」や「Rust」に対応した開発キット「SDK」も提供しています。
Dfinity財団では、今後も様々なプログラミング言語に対応した開発キット「SDK」をリリースする予定です。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)との対比
Dfinityプロジェクトはよくイーサリアムなどのプラットフォームと比較されます。
「ビットコインはデジタルゴールドとなり、イーサリアムはDeFi革命の原動力となり、Dfinityプロジェクトはその全てを凌駕するブロックチェーンである」とはドミニク・ウィリアムズ氏の弁。
イーサリアムには、その性質上たくさんのスマートコントラクトと呼ばれるアプリのようなものが存在し、その中にDEX(無人の取引所、分散型取引所)やNFTのマーケットプレイスがあります。
このことから、イーサリアム自体を「地球規模のインターネットコンピューターである」と表現されることもあり、イーサリアムのブロックチェーンはGAFAMを合わせたものより大きくなるであろうと言う人もいます。
また、このことについてドミニク・ウィリアムズ氏は「イーサリアムのネットワークとは競合関係には無い。あるとすれば相乗効果だ」と述べています。
イーサリアム(ETH)との違い
イーサリアム(ETH)とよく比較されるDfinityプロジェクトですが、大きな違いがそこには存在します。
それは「汎用性」「トランザクションの処理速度」「ユーザー負担ではないガス代」です。
ここで特筆すべき点は、「ユーザー負担ではないガス代」です。Dfinityプロジェクトが提供するサービスを利用する場合、仮想通貨ICPを保有する必要はありません。
イーサリアムの取引やNFTのマーケットプレイスなど、あらゆるイーサリアムのサービスを利用する時、必ず仮想通貨ETHが必要になります。ところがDfinityプロジェクトはそうではないのです。
そのため、ユーザーにとっては新たに仮想通貨ICPに対応したウォレットを作成したり、取引所でわざわざ仮想通貨ICPを購入する必要がありません。サービスを利用するためのハードルが非常に低いのです。
仮想通貨ICPの役割
Dfinityプロジェクトが提供するサービスを利用する際、仮想通貨ICPが必要ないことは先に述べました。では仮想通貨ICPは何の役割を担っているのでしょうか。
それはサービスを提供する側がスマートコントラクトを動かすための「燃料」、そしてDfinityプロジェクトを運営する際の投票、いわゆるガバナンストークンとしての役割です。
特に「燃料」である点に注目します。
これは、仮想通貨ICPを保有していない、悪意のあるユーザーが不正をする目的を防ぐために仮想通貨ICPは「燃料」として消費されます。
実際にはサービスを提供する側は、仮想通貨ICPを「cycle」(サイクル)というトークンに変換し、それがスマートコントラクトなどを動かす「燃料」になります。「cycle」はイーサリアムでの「ガス」にあたります。
cycleは様々な処理に使用され、最終的にBern(焼却)されます。
サービスを提供する側は「cycle」を手に入れるために、取引所などで仮想通貨ICPを購入する必要があります。
ここがイーサリアムと大きく違う点です。
あくまでも「ガス代を支払うのはサービスを提供する側」であり、ユーザーはガス代を支払う必要がありません。
ICOで200億円超の調達
ICOのデータを提供する「ICO Drops」によると、Dfinityプロジェクトは、正式なリリース前の2018年8月に、日本円で約220億円もの運営資金をICOによって獲得しています。
ICOに参加した企業の中には、「a16z」、「マルチコインキャピタル」、「ポリチェーン」など仮想通貨界隈では非常に著名な企業がたくさん参加しました。
正式リリース前の、まだまだ開発途上とも言える段階にあったにもかかわらず、Dfinityプロジェクトの企業価値は日本円で約2,100億円とも言われました。
たくさんの投資家や企業がDfinityプロジェクトに注目しています。また、「Threshold Relay」と呼ばれる新技術で、イーサリアムにおける処理遅延などの問題を一気に解決できるとして更に注目を浴びています。
余談ではありますが、2018年のICOを開催した当時、仮想通貨ICPは「DFNトークン」の名称で呼ばれていました。正式リリースの2019年に仮想通貨ICP、ICPトークンという名称になりました。
Dfinityプロジェクトの今後の展望
Dfinityプロジェクトはまず、正式リリースの2019年から数年間で、まずはブロックチェーンに興味がある人たちがDfinityプロジェクトにおけるインターネットコンピューターというものを理解し、そこから一般の人達に、メリットやその目的が広まっていくだろうと展望しています。
その過程で、従来のGAFAMに代表される特定の企業ではなく、ベンチャー企業や有能な個人がインターネットコンピューター上にさまざまなサービスを展開し、巨万の富を手に入れるかもしれません。
そうなった場合、Dfinityプロジェクトが開発した新しいプログラミング言語「Motoko」が、大学や専門学校で習うことができるようなるであろうと予想されます。
そこから10年後、今主流のクローズドシステムに代わって、より開かれた、オープンインターネットが当たり前の時代となり、DeFiの市場規模は現実通貨の市場規模に匹敵するぐらいまで成長するかもしれません。
そしてDfinityプロジェクト正式リリースから20年後、GAFAMのような特定巨大企業が鳴りを潜め、ブロックチェーン技術を活用したWeb3.0が日常となり、世界中のITインフラやデータベース、あらゆサービスがブロックチェーン上のスマートコントラクトに置き換わるだろうとDfinityプロジェクトは展望しています。
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仮想通貨ICP(DFINITY/インターネットコンピューター)のメリット
Dfinityプロジェクト、仮想通貨ICPには具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。解説します。
- トランザクションやスマートコントラクトの高速処理
- 世界中でさまざまなプロジェクトが進行中
- オリジナルネットワークNNSによるGAFAMからの脱却とステーキング
トランザクションやスマートコントラクトの高速処理
「Threshold Relay」と呼ばれる新技術で、Dfinityネットワーク上のスマートコントラクトや、トランザクションの処理が従来のブロックチェーンより遥かに高速処理できるようになります。
特にイーサリアムでは昨今、スケーラビリティ問題と呼ばれる、取引増加による処理遅延とガス代の高騰が問題視されています。
Dfinityネットワークではそういった問題を解決し、普通にWebサイトを閲覧するようなスピードで処理されます。
具体的に、Dfinityネットワークの処理スピードはビットコインブロックチェーンの約900倍、イーサリアムブロックチェーンの約150倍と言われます。
こうした高速処理は「ノード」とよばれる処理を行うコンピューターを絞ることで実現しています。通常、イーサリアムでは「ノード」は1万以上あると言われています。それに対してDfinityネットワークではたったの7つしか「ノード」がありません。
処理を行うコンピューターが少ない=「ノード」同士の確認作業が少なくなり、結果的に最終的な処理時間の大幅な短縮に成功したのです。
世界中でさまざまなプロジェクトが進行中
Dfinityプロジェクトでは、今後さまざまな場面でのユースシーンが想定されています。
DeFiのプラットフォーム、企業が使うシステム、あらゆる企業・団体が使うWebサイトなどなど…。
非常に速い処理速度で動作し、Dfinityネットワーク上にそれこそ無限と言っても過言では無い量のスマートコントラクトを設置できます。
既に動いているプロジェクトとして、ブロックチェーン技術を使ったWebサイト構築サービス「Fleek」、外部からの検閲に強い「Capsule Social」、Redditのブロックチェーンを使ったバージョン「DSCVR」、TikTokのような分散型動画投稿サービス「CanCan」、ビジネスマン用のSNS「LinkdUp」などです。
また、ビットコインのブロックチェーンとの統合に向けてもDfinityプロジェクト内で議論されており、Dfinityプロジェクトの発展から目が離せません。
オリジナルネットワークNNSによるGAFAMからの脱却とステーキング
Dfinityプロジェクトはオリジナルネットワーク「NNS」(Network Nervous Systemの頭文字をとったもの)を構築しています。
このオリジナルネットワークを構築した最大の目的は、GAFAMのような特定企業に支配されている現在のインターネットの世界を、根底から覆そうとするためです。
そうすることによって、GAFAMなどが提供するサーバーやサービスなどを使用せず、特定の管理者や管理企業がいない非中央集権のネットワークの存在が可能になります。
実際に、「NNS」上に、グーグルやマイクロソフト、アマゾンのクラウドサービスを利用することなくWebサイトを開設できます。
また、オンラインでのサービスにおいてはウイルスや外部からの攻撃などのセキュリティリスクを考慮する必要がありましたが、「NNS」のネットワークはブロックチェーン技術に支えられており、実質的に改ざん不可能なシステムで運営されており、セキュリティに関する問題を解決しています。
Dfinityのネットワークが一般に浸透した場合、ユーザーにもサービスを提供する企業側にもメリットがたくさんあります。
更に大きなメリットとして、「NNS」のネットワーク上で仮想通貨ICPが、簡単にステーキングできることがあげられます。
しかも少量ながら実質年率(APY)38.75%、大量の仮想通貨ICPをステーキングしても年利11.25%と、非常に大きな不労所得を手に入れることができます。
じなんぼー
仮想通貨ICP(DFINITY/インターネットコンピューター)の懸念材料
ではDfinityプロジェクト、仮想通貨ICPにはデメリットはあるのでしょうか。解説します。
- 期待が大きすぎる故の仮想通貨ICP価格が乱高下
- 全てを上回る上位互換とも呼べるネットワークが新たに出てこないとも限らない
期待が大きすぎる故の仮想通貨ICP価格が乱高下
仮想通貨ICPは、上場直後に日本円で4万円以上の値をつけ、上場後わずか2日で時価総額ランキングTOP10入りを果たし話題となりました。
しかしその翌月には95%以上下落し、日本円で3,000円前後、その後は乱高下を繰り返して2022年3月では2,000円前後で推移しています。
この価格が乱高下した要因として、上場直後の急騰で利確売りが非常に多くなった点と、仮想通貨ICP、Dfinityプロジェクトに共感する投資家や企業が、思いの他多かった点、実際のプロジェクトが全て順調に進行している訳では無く、期待感が先行しすぎたという見方もあります。
ただ、Dfinityプロジェクトは今後20年間のロードマップも公表しており、それを見る限りではかなり期待のできる内容となっています。
今後に大きく期待したいですね。
全てを上回る上位互換とも呼べるネットワークが新たに出てこないとも限らない
これは何もDfinityプロジェクト、仮想通貨ICPだけに限った話ではありません。世の中の技術は日進月歩、特に仮想通貨業界では想像もしないような革新的な技術がどんどん生まれています。新しい技術は、より新しい技術によって淘汰されていくもの、というのはいつの時代も真理だと思います。
いくら優れたサービスのDfinityネットワークであったとしても、よりセキュリティが強固でより使いやすい技術に取って替わられる可能性はもちろんあります。大事なのはそのタイミングです。Dfinityネットワークが成熟する前に、そういった技術が他のプラットフォームより発信された場合、Dfinityネットワークは世の中に浸透することなく埋もれていくかもしれません。
しかし、仮想通貨業界のビットコイン、イーサリアムのように、認知され浸透した後ではそういった脅威はむしろ追い風になることだってあります。現在のビットコインやイーサリアムの立ち位置を見てもわかりますよね。
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仮想通貨ICP(DFINITY/インターネットコンピューター) の将来性は?仮想通貨歴6年の筆者が独断と偏見で言い切ります
仮想通貨ICPは買いなのかどうか、仮想通貨歴6年の筆者が独断と偏見で言い切ります。
仮想通貨ICPはズバリ買いです。
その理由として、今仮想通貨業界の全体的な低迷によってほとんどの銘柄が下落基調にあります。
それにより仮想通貨ICPは2023年12月現在、お得感がある、と言っても良いような値段になっています。
しかも長期保有してステーキングすることにより、割高な利息収入が得られます。
長期的な保有とステーキング、そこからDfinityプロジェクトの成熟による需要増、それらがうまく合わされば大きな利益が狙えると筆者は思っています。
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仮想通貨ICP(DFINITY/インターネットコンピューター)チャート
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仮想通貨ICP(DFINITY/インターネットコンピューター)が購入できる仮想通貨取引所
2022年現在、仮想通貨ICP(インターネットコンピューター)は、国内取引所で購入できません。なので、ICPを購入するには国内取引所でビットコインやイーサリアムを購入後、海外取引所に送金し、海外取引所で購入する必要があります。
仮想通貨ICPが購入できる海外仮想通貨取引所
中でもGate.io(ゲート)はなんといっても取扱銘柄数が900種類を越え、今まさにこの瞬間にも新しい仮想通貨が続々と上場しています。中にはBINANCEに上場が予定されている銘柄もあり、そういった銘柄は価格の急騰が期待できます。
Binance(バイナンス)
取引所名 | Binance(バイナンス) |
運営会社 | Binance Holdings Ltd. |
設立年 | 2017年 |
所在地 | セイシェル、ケイマン諸島 |
取引方法 | 現物取引レバレッジ取引資産運用サービス |
最大レバレッジ | 20倍 |
取引銘柄数 | 300種類以上 |
取引手数料 | メイカー:0.1%テイカー:0.1% |
入出金手数料 | 無料 |
日本語対応 | 〇 |
スマホアプリ | 〇 |
バイナンスの登録ユーザーは世界で9000万人以上と言われており、CoinMarketCapが独自に算出する仮想通貨取引所ランキングでも常に1位となるほど、世界最大の仮想通貨取引所です。アルトコインの取扱いは300種を超え、主要な仮想通貨はほとんど取引できるのはもちろん、豊富な資産運用方法も準備しており、ワンストップで仮想通貨取引ができるのが大きな魅力です。
また、バイナンスが発行しているバイナンスコイン(BNB)は、時価総額でも記事執筆時点の2023年5月末で第4位(CoinMarketCapランキングより)となっており、BSC(バイナンススマートチェーン)など取引所ネットワークにもかかわらず世界的にメジャーとなっているチェーンも存在するほどの企業となります。
2019年にハッキング被害があり、当時のレートで約4000万ドル相当のビットコインが盗難に遭い入出金の停止を余儀なくされた事件がありましたが、この事件を踏まえてセキュリティの強化が実施されました。またバイナンスは、英国及びノルウェーの認証機関から「ISO/IEC27001規格」(情報セキュリティーに関する国際規格)から認証を受けており、仮想通貨取引所としてはバイナンスが初となります。
このバイナンスのメリット・デメリットは以下のようになります。
- 世界最大のユーザー数を誇るため流動性が高く約定力が高い
- ハッキング対策の評価が高い
- ハッキングされても全額保証の制度を設けている
- ISO認証を取得している健全企業
- 初心者でも扱いやすい資産運用サービスを多数準備している
- スマホアプリが使いやすい
- 日本語に対応
- 仮想通貨FXは最大レバレッジ20倍
- 日本円での入金に対応していない
- 金融庁から警告を受けている
バイナンスを使うメリットは現在シェア、取引量では世界最大という点。「取引量が世界最大=流通量が世界最大」なので、取引のしやすさはNo.1です。
注記
2022年12月より、バイナンスの日本進出と併せてグローバルバイナンスへの日本人の新規登録ができなくなっていましたが、2023年8月1日より日本国内でのサービスが再開されました!
関連:バイナンス、日本進出決定|サクラエクスチェンジを完全子会社化
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Binance(バイナンス)についてはこちらの記事でさらに詳しい情報を解説しているので気になる方は一度見てください。
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Gate.io(ゲート)
取引所名 | Gate.io |
運営会社 | Gate Technology.inc |
設立年 | 2013年 |
所在地 | ケイマン諸島 |
提供サービス | 現物取引、レバレッジ取引、レンディング等 |
最大レバレッジ | 100倍 |
取引銘柄数 | 1000種類以上 |
入出金手数料 | 無料 |
取引手数料 | 通貨ペアによって異なる |
日本語対応 | 〇 |
スマホアプリ | 〇 |
Gate.io(ゲート)は2013年にケイマン諸島で設立された中国系の海外仮想通貨取引所です。記事執筆時点の2024年5月現在、利用者数1000万人以上で取扱銘柄数も1000種類以上あり、取引手数料も比較的安く入出金手数料は無料のため、かなり使いやすいです。
日本語にも対応しており、以前は利用制限がかかっていたレバレッジ取引、レンディングサービスなども現在は使えるようになっており、日本人ユーザーにおすすめしたい取引所の一つとなりました。
そんなGate.ioを利用するメリットとデメリットは以下の通りです。
- 取扱銘柄が1000種類以上ある
- 最大レバレッジ100倍でトレードできる
- セキュリティ対策が万全にされている
- 無料で人気トークンがもらえるサービスがある
- 資産運用サービスが充実している
- 登録と取引が簡単にできる
- 日本語に対応している
- 独自トークン「GTコイン」を使うと取引手数料が割引できる
- 入金できる通貨は仮想通貨のみ(法定通貨の入金不可)
- 金融庁による認可を受けていない
Gate.ioを利用するメリットは、なんといっても1000種類以上の上場銘柄があるです。BTCやETHなどの主要銘柄はもちろん、OKXやBybitなど大手暗号資産(仮想通貨)取引所に上場していないアルトコインの取り扱いが多く、アルトコイン好きのユーザーにはぜひおすすめしたい取引所です。
Gate.ioを利用するデメリットで把握しておきたいのは、入金できる通貨は仮想通貨のみ(法定通貨の入金不可)、金融庁による認可を受けていないという点です。以前は日本在住ユーザーに対してレバレッジ取引、レンディングサービスなど一部サービス提供が制限されていましたが、2024年5月現在、ほぼすべてのサービスが使えるようになっています。
Gate.ioの特徴を一言でいうなら「アルトコイン好きには必須の暗号資産(仮想通貨)取引所」です。以下の記事でも特徴や使い方を詳しく説明していますので、参考にしてください。
これもう見た?Gate.io(ゲート)とは?仮想通貨取引所の6つの長所と4つの短所を解説!
これもう見た?Gate.io(ゲート)の使い方・取引方法完全ガイド【スマホアプリ版】
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公式サイト:https://www.gate.io
これもう見た?Gate.ioのボーナスキャンペーン一覧
KuCoin(クーコイン)
取引所名 | Kucoin |
運営会社 | Kucoin Co.Limited |
設立年 | 2017年 |
所在地 | 香港 |
取引方法 | 現物取引レバレッジ取引資産運用サービスKucoin Wallet |
最大レバレッジ | 100倍 |
取引銘柄数 | 700銘柄以上 |
取引手数料 | ~0.1% |
入出金手数料 | 入金:無料出金:通貨によって異なる |
日本語対応 | 〇 |
スマホアプリ | 〇(一部非対応) |
Kucoinは2017年にサービス提供を開始した、海外大手の仮想通貨取引所です。
700種類を超える取り扱い通貨数を誇っており、アルトコインの選択肢の広さがポイント。現物取引や先物取引など、豊富な提供サービスから仮想通貨取引を始められます。
また、下記のメリットにあるようなユニークな特徴から、Kucoinは2,000万人を超えるグローバルユーザー数を獲得し、海外大手と称される取引所にまで成長しました。
Kucoinのメリット・デメリットをまとめると次のようになります。
- 2段階認証・取引パスワードなどの強固なセキュリティ対策を実施
- 公式サイトが日本語に対応していて利用しやすい
- 最大レバレッジ100倍に対応し、効率良い資産形成が可能
- 取引手数料は〜0.1%と比較的安価
- 独自トークンKCS保有によって、手数料の割引や配当金を獲得可能
- 700種類を超える豊富なアルトコインの取り扱い
- レンディング・ステーキングなどのDeFiサービスも実装
- 過去にハッキング被害を受けている
- 日本人ユーザーの利用制限が懸念されている
- 日本円の入金には対応していない
- 一部日本語に対応していないページがある
過去にハッキング被害を受けている点は、取引所としての信頼感に関わる大きな問題です。
しかし、短期間で80%の流出資金の回収、CEOが被害を受けたユーザーに対して全額補償を実施といった早急な対応により、Kucoinはユーザーからの信頼を回復しています。
シンプルな画面や操作性で使い勝手が良いため、初めて海外取引所を利用する方にもおすすめの取引所です。
Kucoinの詳細はこちらの記事でも解説しているので、併せて読んでみてください。
これもう見た?Kucoin(クーコイン)の評判と安全性は?10のメリットと3つのデメリットを解説
これもう見た?【アプリ版】Kucoin(クーコイン)の使い方完全ガイド!75枚の図解で解説
\【当サイト限定】取引手数料20%OFFキャンペーン実施中/
これもう見た?Kucoinのボーナスキャンペーンまとめ
OKX(旧OKEx)
取引所名 | OKX |
運営会社 | Okex Fintech LLC. |
設立年 | 2017年 |
所在地 | セイシェル共和国 |
取引方法 | 現物取引レバレッジ取引資産運用サービス |
最大レバレッジ | 125倍 |
取引銘柄数 | 約529銘柄 |
取引手数料 | メイカー:~0.08%テイカー:~0.1% |
入出金手数料 | 無料 |
日本語対応 | 無し |
スマホアプリ | 〇 |
OKXはスポット取引デリバティブ取引両方で2位を獲得したこともある、世界トップクラスの海外仮想通貨取引所です。かつては中国に本社を置いていましたが、中国での規制を受け、現在はセイシェルに本拠地を置いています。OKExという名称で知られていましたが、大きなブランド改革を行ったタイミングでOKXと社名変更し、大幅なサービス変更とシステム強化が行われました。
過去にはハッキング被害が報告されたこともありましたが、OKXではセキュリティ対策を複数重ねることにより安全性を高め、今では外部機関から一定の評価を得ることに成功しています。
OKXの特徴をメリットデメリットでまとめると次のようになります。
- 取り扱い通貨の種類が豊富で取引の幅が広い
- 流動性が高くスプレッドが狭いので取引が成立しやすい
- レバレッジ125倍で取引の種類が多いデリバティブ取引を準備
- 各種手数料が比較的安い
- 24時間年中無休でオンラインサポートが受けられる
- ステーキングやIEOなどトレーディング以外の商品が充実している
- ガバナンストークンOKBの使い勝手が良い
- スマホアプリの評判が良い
- 日本語や日本円入出金に対応していない
- 他の取引所と同様に取引所閉鎖のリスクはゼロではない
日本語非対応な点は英語が苦手な方にはネックですが、それ以上の魅力を秘めたサービスの充実さを持っている取引所です。2022年12月、あのイーロン・マスク氏(ツイッター社CEO)が突如OKXの公式ツイッターアカウントをフォローしたことで話題となりました。
これもう見た?イーロンマスク、ツイッターでOKXをフォロー OKB6%近く上昇
OKXのさらに詳しい情報はこちらの記事で解説しています。
これもう見た?OKX(旧OKEX)の安全性と評判は?10のメリットと3つのデメリットで仮想通貨取引所を解説
これもう見た?OKX(旧OKEx)の使い方完全ガイド!35枚の図解でわかりやすく解説
\【当サイト限定】日本一オトク!取引手数料25%キャッシュバック/
公式サイト:https://www.okx.com/join
これもう見た?OKXのボーナスキャンペーンまとめ
OKX:日本居住者へのサービス停止
海外仮想通貨取引所OKX(グローバルOKX)は日本の法令順守のため、2023年から日本居住者の新規口座開設・取引ができません。
Bybit(バイビット)
会社名 | Bybit |
レバレッジ倍率 | 1~100倍 ※アルトコインは最大50倍 |
取扱通貨 | BTC,ETH,XRP,EOS,USDTなど650種類以上 |
取引手数料(レバレッジ取引) | 指値注文(メイカー)-0.025%/成行注文(テイカー)0.075% |
取引手数料(現物取引) | 一律0.1% |
入出金手数料 | 無料 ※出金のみマイニング手数料がかかる |
両建て | ◯ |
追証 | なし(借金リスクなし) |
ロスカット | ロング=(平均参入価格×レバレッジ)÷レバレッジ+1 ショート=(平均参入価格×レバレッジ)÷レバレッジ-1 |
セキュリティ | ◎ |
モバイルアプリ | あり |
Bybitは外国為替取引所を運営していたBen Zhouによって2018年に設立された世界最大級の仮想通貨取引所です。デリバティブ取引に特化した取引所として非常に有名で、レバレッジ規制が厳しくなる中、レバレッジ100倍で仮想通貨FXを行える特徴があります。2021年からは現物取引や資産運用サービスも開始し、一気に取引所ランキング上位の常連となった経緯のある取引所です。
さらにBybitは資金調達率(ファンディングレート)が他取引所と比較し高く、これを活用することでトレードの幅が格段に広げることも可能です。日本語のサポートデスクも充実しており、日本人スタッフが問い合わせに対応してくれます。そんなBybitのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
- レバレッジ最大100倍でダイナミックにトレードできる
- 仮想通貨5種類(BTC,ETH,XRP,EOS,USDT)を証拠金としてトレードできる
- 650種類以上の仮想通貨がトレードできる
- ローンチプールやローンチパッド、ステーキングで資産を増やせる
- 豪華なボーナスキャンペーンを実施している
- 定期的に賞金・豪華賞品が貰えるトレードコンペを開催している
- 板取引でスプレッドが他取引所と比較し極めて狭い
- トレードサーバーが優秀でサクサク約定でき取引遅延が起こりにくい
- 追証無しで借金のリスクなし
- トレードする度に手数料を受け取ることができる(手数料割引サービスもある)
- 資金調達率(ファンディングレート)を活用し月利10%以上狙うことができる
- 損失を最小限にしてくれる相互保険システムがある
- 日本円で銀行振込によるUSDTの購入が可能
- TradingViewのチャートを採用しており、様々なテクニカル分析が無料で行える
- 独自アプリで簡単にトレードできる
- 本人確認なしで口座開設が3分でできすぐにトレード開始できる
- 二段階認証あり(セキュリティ充実)
- 完全日本語対応でサポートも日本語
- 日本円でトレードできない(証拠金はBTC,ETH,XRP,EOS,USDT)
- 価格が日本円表示ではなくUSD表示なので少々分かりづらい
Bybitは流通量の高さから現物取引や仮想通貨FXがやりやすいことはもちろん、Shark Fin(シャークフィン)やグリッドボットなど独自の資産運用方法も充実しており、ワンストップで仮想通貨取引が可能な環境を提供しています。
また、Bybitへの上場銘柄は上場後の価格が上がりやすい傾向にあるなど、確実性・信頼性に重きをおいている取引所のため、Binanceと並び仮想通貨取引をするのなら口座を持っていて損はしない取引所の1社と言えます。
\口座開設特典|20ドル&最大5,000USDT/
公式サイト:https://www.bybit.com/ja-JP
MEXC(MXC)
取引所名 | MEXC |
登録者数 | 600万人以上 |
取引銘柄数 | 現物での取扱は700種以上 |
取引拠点 | シンガポール |
取引手数料 | 一律0.2% |
対応している言語 | 日本語・英語・韓国語・その他 全9ヶ国語に対応 |
MEXCは2018年にサービスを開始した比較的新しい仮想通貨取引所です。拠点はシンガポールにあり、当初はMXCという名称でしたがMEXC Globalに名称を変えて運営しています。
MEXCは、カナダ・オーストラリア・エストニア・米国で金融ライセンスを取得しています。国際的に見ても信頼度の高い取引所といえます。また2021年10月にドバイで開催された「Crypto Expo Dubai」では、アジアで最も優れた取引所として「Best Crypto Exchange Asia」を受賞しています。
取扱通貨の多さや、多様な言語への対応などで、ユーザー数は600万人を超えており世界でもトップクラスの仮想通貨取引所です。そんなMEXCのメリット・デメリットは以下です。
- 信頼性・安全性を確保している
- 最大レバレッジ125倍で取引可能
- 有望プロジェクトの上場が早い
- 取扱銘柄が非常に多い
- 独自トークンのMXを発行している
- スマホアプリでも取引可能
MEXCは、他の仮想通貨取引所と比較して、将来有望な銘柄を早く上場させることでも知られています。たとえば有名ミームコイン「SHIB(柴犬コイン)」の場合、世界最大の取引所バイナンスに上場したのは2021年5月でしたが、MEXCでは1ヶ月早い2021年4月に上場しており、当時価格はバイナンス上場時と比べて約110分の1でした。またMEXCでは、上場に関しては厳しい審査を行うことでも知られているので、詐欺コインなどをつかむ可能性が低いのも魅力です。
さらにMEXCでは、独自のMXトークンを発行しており、このトークン保有することで「取引手数料が20%割引」などさまざまなサービスを受けられます。時価総額としてはそれほど高い通貨ではありませんが、MEXCで取引を行う場合は持っていると非常にお得な通貨です。
デメリットとしては、MEXCに限らず海外取引所全体にいえることですが、日本円での直接入金や購入ができません。そのため国内の仮想通貨取引所でイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)などの仮想通貨を買って、MEXCに送金する必要があります。MEXCではクレジットカードで仮想通貨を直接購入もできますが、手数料は割高となるため注意が必要です。
またMEXCでは一律0.2%の取引手数料がかかり、これは他の海外取引所と比べてやや割高です。ただしMEXCのMXトークンを持っていると取引手数料が20%割引となるので、この特典を使わない手はありません。
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これもう見た?MEXCの使い方完全ガイド|登録から取引方法まで徹底解説
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公式サイト:https://m.mexc.com
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仮想通貨ICP(DFINITY/インターネットコンピューター) まとめ
この記事では、仮想通貨ICP(Dfinity/インターネットコンピューター)の特徴と将来性、購入できる取引所を詳しく解説しました。
仮想通貨ICPを発行するDfinityプロジェクトには、世界中の投資家や企業から大きな期待が寄せられています。
筆者もGAFAMに支配されたインターネットの世界から、救ってくれる可能性のあるDfinityプロジェクトには大きな期待を寄せています。
早くたくさんのプロジェクトが成熟し、世の中に浸透することを願っています。
Web3.0はもうすぐそこまで来ています。こういった技術の転換点では大きな利益を得る人がたくさん出てきます。皆さんも大きな波に乗り遅れることが無いよう日々アンテナを張って利益を狙おうではありませんか。
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