- 仮想通貨OKBの発行元OKX(旧OKEx)の安全性などOKBの基本事項がわかる
- OKB(オーケービー)の特徴を解説
- この記事を読めばOKBを保有するメリットがわかる
目次
仮想通貨OKBとは?OKX(旧OKEx)の取引所トークン
仮想通貨OKBの基本情報
トークン名称 | OKB(オーケービー) |
仮想通貨シンボル | OKB |
最大発行枚数 | 300,000,000枚 |
2023年5月時点の単価(日本円) | 約6,335円 |
仮想通貨OKBは、デリバティブ取引世界第2位を記録する海外仮想通貨取引所OKX(旧名OKEx)が発行する取引所トークン(ユーティリティトークン)です。
取引所トークンとは「発行者・管理者」がいる仮想通貨です。OKBの場合はOKXが発行・管理者となり、OKXでの取引で重要な役割を持つトークンとなります。
そのため、OKBを説明するためにはOKXについて知らなくてはいけません。
そこで、最初に「OKXとはどんな取引所について」と「OKX安全性について」解説しておきましょう。
OKX(旧OKEx)とはどんな取引所?
OKX(旧OKEx)概要
会社名 | OKX(オーケーエックス)(旧OKEx) |
設立年 | 2017年 |
創設者 | スター・スー |
本社所在地 | セイシェル |
入出金手数料 | 無料(別途:マイナーに支払うガス代) |
日本円での入出金 | 不可 |
取扱い商品 | ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュなどの暗号資産 |
OKXは2017年に設立された仮想通貨取引所です。世界180カ国、2,000万を超えるユーザーに支持されています。
Binance(バイナンス)やCoincheck(コインチェック)同様の中央集権型取引所ではあるものの、将来的には仲介業務を完全になくすことをコミットしている点で他の取引所とは一線を画していると言えるでしょう。
「仮想通貨が投機的資産以上のものであるように、当社が取引所以上のものでありたいという思い」を込めて、2022年には従来のOKEx(オーケーイーエックス)からOKX(オーケーエックス)と社名が変更されました。
2021年にはプラットフォームの総取引量が700%以上増加しており、以前から世界第一位にランクインしていた先物取引だけではなく、スポット取引においても世界第二位の取引量を記録しています。
2022年3月7日にはイングランドのプロサッカーチーム、マンチェスター・シティFCと複数年のパートナーシップ契約を締結したことも明らかになりました。
OKXは今まさに注目が高まっている、人気の取引所といえるでしょう。
OKXのさらに詳しい情報はこちらの記事で解説しています。
これもう見た?OKX(旧OKEX)の安全性と評判は?10のメリットと3つのデメリットで仮想通貨取引所を解説
これもう見た?OKX(旧OKEx)の使い方完全ガイド!35枚の図解でわかりやすく解説
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公式サイト:https://www.okx.com/join
OKXの安全性
OKXの安全性は次の2点から判断することが出来ます。
OKXの安全性
- 複数のセキュリティ対策を実施している
- 日本法人OKCoinJapanは金融庁の認可を受けている
以下でこの2点を解説していきます。
複数のセキュリティ対策を実施している
仮想通貨を扱う上で一番の心配事はハッキングリスクです。
OKBは過去に大規模なハッキング被害を受けたことがあり、それ以降ハッキング対策を強化。今では業界最高水準のセキュリティを完備している海外仮想通貨取引所になります。
具体的には次の3つのセキュリティ対策を実施しています。
- コールドウォレット
- 2段階認証の設定
- Fund passwordの設定
特にOKXはすべての資金の95%をコールドウォレットで管理しているため、盗難のリスクを最小限に抑えていると言えるでしょう。
コールドウォレットとは?
仮想通貨の保管方法で、インターネットと完全に切り離された保管方法。セキュリティレベルが最も高い保管方法です。
反対にオンライン上で仮想通貨を保管する方法をホットウォレットと言います。
日本法人OKCoinJapanは金融庁の認可を受けている
OKXを運営するOKグループは日本法人として「OKCoinJapan」を展開しており、2020年3月に金融庁から暗号資産(仮想通貨)交換業者として認可を受けています。
日本の仮想通貨に対する法規制は世界でもトップクラスに厳しいと言われているため、金融庁から認可を受けているというのはそれだけ取引所としての管理体制がしっかりしている証拠といえるでしょう。
OKXと日本の金融庁の関係はこちらの記事でも解説しているので、併せて読んでみてください。
これもう見た?OKX(旧OKEx)の日本人利用は禁止?金融庁との関係等を解説!
仮想通貨OKBの特徴
OKBを発行しているOKXの概要がわかったところで、OKBとはどのような仮想通貨なのかを次の内容で解説していきます。
OKBの特徴
- OKBはOKXの取引所トークン
- OKCoinJapanで2021年6月に国内初上場
- OKBはERC20系ブロックチェーンで使い勝手が良い
- 定期的にBURNされ価値が保全されている
- OKX(旧OKEx)で取引手数料が割引される
- OKX(旧OKEx)で開催されるIEOへ参加できる
- Cryptomallで決済通貨として使用できる
以下で詳細を解説していくので、自分が求めているトークンなのかの判断材料にしてください。
OKBはOKXの取引所トークン
仮想通貨OKBは取引所トークンであると述べました。
そもそも、取引所トークンとはどういう特徴があるのでしょうか。一般的な仮想通貨とどういった違いがあるのか以下にまとめました。
取引所トークンと通常の仮想通貨との違い
分類 | 取引所トークン | 通常の仮想通貨 |
---|
発行者・管理者 | 居る | 居ない |
付加価値 | ある | ほとんど無い |
ボラティリティ | 高い場合が多い | 高い |
上場している取引所の数 | 少ない | 多い |
取引所トークンと通常の仮想通貨との決定的な違いは「発行者・管理者」の有無です。
取引所トークンは必ず特定の企業や団体が発行しています。「発行者・管理者」が居るということは、仮想通貨の特徴から大きく外れ、それをデメリットに感じる人も居るかもしれませんが、それ以上に大きなメリットをもたらしてくれます。
具体的なメリットは次から解説しますが、OKBは取引所OKXを利用する人にとって「持っていた方が良い」というより「持っておくべき」トークンと言える存在です。
OKCoinJapanで2021年6月に国内初上場
仮想通貨OKBは、2021年6月、OKCoinJapanに国内初上場を果たし、価格が2倍以上に高騰したのは記憶に新しいところです。
また、日本の金融庁のホワイトリストにも登録されています。
日本の金融庁が公表する仮想通貨ホワイトリストとは?
ホワイトリストとは、日本国内でトレードされている仮想通貨の中でも特に安全性が高い仮想通貨のリストです。
日本では過去、仮想通貨に関する詐欺まがいの案件や仮想通貨取引所へのハッキング事件が多発したため、2017年4月に資金決済法が改正され金融庁がホワイトリストを制定し公表するようになりました。
ホワイトリストに載るための主な条件は次のようになっています。
- 暗号資産の仕組みや用途、流通状況
- テロ資金やマネーロンダリング等に利用されるリスク
- 暗号資産取り扱いによって生じるリスク
※金融庁発行「事務ガイドライン」より引用
このホワイトリストに載るには、厳しい審査と日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)への登録が必要なことから、安全性や信頼性が高い仮想通貨のリストとして活用することができます。
つまり、OKBは日本での仮想通貨銘柄としての信頼性を確保していると言うことが出来ます。
OKBはERC20系ブロックチェーンで使い勝手が良い
仮想通貨OKBのベースチェーンはイーサリアムであり、ERC20トークンという規格になります。
通常、仮想通貨はブロックチェーンの規格が変わると、それに応じたウォレットが必要になり、たくさんの種類の仮想通貨を保有しているユーザーはそれぞれに対応したウォレットを保有する必要があります。
しかし、ERC20トークンならば有名な仮想通貨も対応しており、1つのウォレットで資産を管理できるメリットがあるのです。
ERC20トークン対応仮想通貨は主に次のようなものがあります。
ERC20トークン対応仮想通貨
- USDT(Tether):アメリカテザー社が発行するステーブルコイン
- USDC(USD Coin):信頼度が非常に高いステーブルコイン
- BNB(バイナンスコイン):BINANCEで使用されている基軸通貨
- FTT(FTX Token):FTXで使用されている基軸通貨
- TRX(TRON):個人クリエイターが自由に発表できるプラットフォームのガバナンストークン
- STETH(Libo Staked Et):イーサリアム用の新しいステーキングサービスに使用するリキッドトークン
- DAI(Dai):メイカー財団が発行するステーブルコイン
また、イーサリアムチェーンの場合は無料のホットウォレット「メタマスク」で管理が可能となるので余計なコストをかけなくて良いと言う利点もあります。
※メタマスクについてはこちらの記事で解説しているので参照してください。
これもう見た?MetaMask(メタマスク)の使い方|登録方法から入金、送金方法まで解説
定期的にBURNされ価値が保全されている
仮想通貨OKBは定期的にBURN(焼却)されるという特徴があります。
バーンとは?
仮想通貨を償却して、市場に流通する通貨を減少させることを指します。
流通量を減らすことで、仮想通貨1つあたりの価値を上昇させる効果があります。
周期は3カ月、BURNされる量はOKXで使用された手数料の30%です。
そのため、発行当初は10億枚あったOKBも、2022年6月時点で3億枚にまで減少しています。
BURNされるということは、当然ながら流通量が減り、価格が上昇する要因となり、OKBは資産としての長期保有もなどがしやすい通貨と言えます。
OKXでの取引手数料が割引される
仮想通貨OKBを保有しているだけで、海外大手仮想通貨取引所OKXで取引手数料が割引されます。
割引される金額は、保有しているOKBの量によって変わり、多く持っていれば持っているほど手数料が割引されます。
ちなみに、OKXでは過去30日間の取引量が1,000BTCを超えるとVIP会員となり、さらに手数料が割引されます。しかし、VIP会員は日本円で約30億円以上の取引が、直近1カ月で必要となるため、ここでは割愛します。
ノーマル会員の取引手数料は以下の通りです。
会員レベル(Lv) | OKB保有量(OKB) | Maker(%) | Taker(%) |
---|
1 | 500未満 | 0.1 | 0.15 |
2 | 500以上1,000未満 | 0.09 | 0.135 |
3 | 1,000以上1,500未満 | 0.08 | 0.12 |
4 | 1,500以上2,000未満 | 0.07 | 0.105 |
5 | 2,000以上 | 0.06 | 0.09 |
OKXの他の手数料についてはこちらの記事で解説しているので参照してください。
これもう見た?OKX(旧OKEx)の手数料のしくみと各種手数料を徹底解説!安くする方法も紹介
OKXで開催されるIEOへ参加できる
OKXでは「OKX JumpStart」と呼ばれるプラットフォームで定期的にIEOが実施されており、OKBを保有していると参加することができます。
IEO(Initial Exchange Offering)とは?
仮想通貨取引所が主体となって新規に上場する通貨の販売を行う仕組みです。
従来行われてきたICO(Initial Coin Offering)による資金調達と比べて、取引所における審査をクリアした通貨が販売されるため、ある程度の信頼性が担保された状態でユーザーが通貨を購入できる特徴があります。IEOやICOについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
これもう見た?【仮想通貨】ICO、IEO、IDO、STOとは?特徴やメリット・デメリットをわかりやすく解説!
しかも、IEOで販売された仮想通貨は、大きく値上がりすることもあり、利益を狙う投資家はこの「OKXのJumpStart」開催情報は見逃せません。
「OKXのJumpStart」への参加条件は次のようになっています。
OKXのJumpStartへの参加条件
- KYC2認証を完了している指定国以外のユーザーであること
- 誓約期間前30日間でユーザーの累積取引量が$5,000を超えていること
- 誓約期間前30日間で最低でも500OKB保有している
OKXのJumpStartについてはこちらの記事で詳しく解説しているので興味がある方はのぞいてみてください。
これもう見た?OKXのJUMPSTARTとは?他社IEOとの違いや参加方法を完全解説!
Cryptomallで決済通貨として使用できる
NFTマーケットプレイスのcryptomall(クリプトモール)は、2019年12月、仮想通貨OKBでの決済を取り入れました。
クリプトモールは、【本物の商品しか「販売されない」「販売できない」】をモットーに、「鑑定証明システム」という商品の信ぴょう性、真実性、流通過程の透明性を立証できるシステムを使った、NFTが購入できるマーケットプレイスです。
現在、決済金額の1%がキャッシュバックされるキャンペーンが開催されているので、ぜひチェックしてみてください。
今後も仮想通貨OKBが、他のマーケットプレイスで決済通貨として使用できる場所は、増える可能性があり、今後の動向に要注目です。
以下の記事でその他の有名マーケットプレイスの解説をしていますのでご覧ください。
これもう見た?NFTマーケットプレイス一覧(国内3社、海外5社)と比較!おすすめ5社も紹介
仮想通貨OKBの今後の価格予想
仮想通貨OKBは、登場後徐々に価格を上げ、2021年5月OKCoinJapanに上場した時に上場来高値(約4,630円)を記録しました。
その後、2022年6月時点でLUNA暴落の煽りを受け下落、1,560円前後で推移していました。
LUNA暴落についてはこちらの記事を参照してください。
これもう見た?【LUNA大暴落!】仮想通貨LUNA(Terra)とは?暴落の理由と将来性を考察!
OKBの今後の価格については、一番有名な取引所トークン「バイナンスコイン(BNB)」との比較である程度見える部分があります。
OKBとBNB比較表
取引所 | OKX(旧OKEx) | BINANCE(バイナンス) |
発行取引所の24時間取引高 | 約203,961,190,000円 | 約2,090,600,863,000円 |
仮想通貨シンボル | OKB | BNB |
2023年3月時点での価格 | 約5,553円 | 約40,800円 |
この表を見ると現在OKBとBNBの価格差は20倍です。しかし取引所の24時間取引高の差は10倍なのでOKBは最大BNBの10分の1までは価格が伸びるだろうと予測できます。
つまり、40,674(BNBの現在価格)÷10=4,067円程度までですね。
ただ、大きく価格が伸びる可能性は低いでしょう。
理由はOKBはOKXの成長を助けるトークンですから、ライバルを助けるトークンを他の大手の取引所が上場する期待が薄いからです。
もちろんOKXの成長とともに価値が上がることは期待できますが、OKBはOKXでの「取引を有利に進めるためのトークン」「OKXの取引では必須となるトークン」として保有する仮想通貨と考えた方が良いでしょう。
仮想通貨OKBに関するQ&A
最後に本サイトへの問い合わせの中から「仮想通貨OKB」に関する質問に対して回答していきます。
- OKXはスマホアプリでもOKBを使った取引ができるのですか?
-
OKXのスマホアプリはOKXのすべての取引に対応しているので大丈夫です。
ちなみにOKXのスマホアプリはつかいやすいと好評なので相場確認などで積極的に使うことをおすすめします。
- OKBはどこで購入できますか。
-
OKXで購入可能です。
また、購入するだけなら国内のOKCoinJapanでも可能なで、OKCoinJapanでOKBを日本円で購入→OKXへ送金して運用が手間が少ないでしょう。
- OKXで取引するためにはOKBを必ず買わなくてはいけないのですか
-
OKXで取引するためにOKBを保有する必要はありません。
しかし、長くOKXを利用すると考えるのならOKBを保有していた方が取引手数料の割引などの特典が付くので有利に取引を進めることが出来ます。
まとめ
OKBは次のような特徴を持った仮想通貨です。
- OKXの取引所トークン
- OKCoinJapanで日本円で購入できる
- ERC20系ブロックチェーンなので使い勝手が良い
- 定期的にBURNされ価値が保全されている
- OKX(旧OKEx)での取引手数料が割引される
- OKX(旧OKEx)で開催されるIEOへ参加できる
- Cryptomallで決済通貨として使用できる
OKBは10倍、20倍と価格が高騰する期待は薄いものの、OKXを長く使っていくのなら取引を有利に進めるために持っておくべきトークンとまとめることが出来ます。
OKXでの取引に興味を持っているならぜひ下のボタンから口座開設して、仮想通貨OKBの恩恵を最大限享受してみてはいかがでしょうか。
\【当サイト限定】日本一オトク!取引手数料25%キャッシュバック/
公式サイト:https://www.okx.com/join
▼OKBのさらに詳しい情報はこちら▼
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